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ガール・コップス

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警察の女性刑事機動隊で活躍していたミヨンは、結婚出産後は市民の苦情を取り扱う課に異動させられる。息子と無職の夫を抱えながらも平穏な日々を過ごすミヨンだったが、義妹で熱血刑事のジヘがトラブルを起こした末に同じ課に配属され状況が一変する。性格の異なる二人は家でも職場でも常に衝突。そんなある日、一人の若い女性が署に駆け込んでくる。彼女はアダルト動画サイトに3日以内に自分の動画を拡散されると脅されていた。ミヨンとジヘは事件を解決するべく手を組む。

2019年

乾燥

うむ。

面白くないか面白いかと言われると、面白いんだけどね。英題は「Miss & Mrs. Cops」でMr & Mrsではなくて、Miss & Mrsという面白さがあるのに「ガール」か…というのもある。

ところがどうもwiki情報だが、原題の日本語発音が「ゴルカプス」らしく、ほんまに「ガール」なんじゃないかと。ここに本作の、というか、本作製作者の思想的なものが現れちゃってるような気がする。

つまり、アマゾネスものや女のUniteを描くのに、性犯罪を絡めるのって、ミソジニーにまみれてませんかということ。

事実、韓国の性犯罪は日本よりも多いんだけど、それはそこそこ捕捉されてるから。女の子をレイプしてその動画を共有し合った鬼畜事件も、事実あった。日本だって表面に出てこないものは山のようにある。

それに対して、性犯罪など思いも寄らない男は、こんな事件には普通怒るでしょ?怒らないなら、属している集団から逃げた方がいい。

その、逃げた方がいい男の集団が「強力3チーム」。女のUniteを描くのに、男を貶める必要はないんですよ。ジヘさんが強力3チームの中で浮いている設定はいいんだよ。しかも、レイプビデオを撮影されかけたのはジヘ本人ですよ。ジヘが演説するまでもないでしょうに。

女のUniteを描く作品だから警察のUniteはいらんという取捨選択の結果でしょうか。

そこに分断を作ってどうするんだよ、と。

ジヘさんも、ジヘさんが将来なりそうなミヨンさんも。ミヨンさんの将来になりそうな課長も、元国家情報院もみんな救われないエンドじゃない。

そもそも、ミソジニーにまみれてるから、警察のUniteはいらんというストーリー上の取捨選択をしてしまうような。「チャーリーズ・エンジェル」の方が、エンターテイメントでありながら、始めから最後まで女のUniteを描いていたと思う。

韓国の警察ものとしては、姉さん的には「エクストリーム・ジョブ」の方ができが良いと思う。

けど、ヒモのユン・サンヒョン(必ず事件に巻き込まれる)がいい味出してた。いいおっさんになったな。(最近ヒモ男の良さがわかってきた。実に危ない)

韓国ドラマも韓国映画も、女優で持ってるというのが、そこそこ韓国ドラマも韓国映画も見てきた私の感想。ラ・ミランは主演ではなく、脇役で固めてきた女優さんで、その人を初めて主演に持ってきたというのが画期的だったのにねえ。とはいえ、私が見た中で出演されているのは「親切なクムジャさん」だけか。きっと、助けられる刑務所仲間ではないかと思うのだけど、あれもある意味女のUniteものだったな…

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