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マッドマックス 怒りのデス・ロード

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石油も、そして水も尽きかけた世界。主人公は、愛する家族を奪われ、本能だけで生きながらえている元・警官マックス。資源を独占し、恐怖と暴力で民衆を支配するジョーの軍団に捕われたマックスは、反逆を企てるジョーの右腕フュリオサ、配下の全身白塗りの男ニュークスと共に、ジョーに捕われた美女たちを引き連れ、自由への逃走を開始する。

Mad Max: Fury Road 2015年

感想

監督はジョージ・ミラー。

おーもーしーろーい!
「マッド・マックス」シリーズを見ていないので、見るつもりはなかったのだが、面白いしシリーズを見ていなくても大丈夫だということなので見てきた。

いらない。このシリーズを見ておく必要は一切ない。

セリフはろくにないし、上映中はどっかんどっかん爆発してるので、洋画は吹き替え・・・という方でも字幕で見るといい。ただし、うちの地元がそうだったように3Dは吹き替えオンリーということもあるので、ご注意を。

「マックス」

物語の語り手でもあるトム・ハーディはフュリオサ伝説の狂言回しにすぎない。気胸になり死にかけているフュリオサに告げた「マックス」という名前すら、本名か疑わしい。彼は何者なのか。

語り手のいる一人称の物語、三人称の狂言回しのいる物語において、物語の根本を揺るがしてしまうのが「語り手は誠実な存在なのか」という問題である。有名なところでは、エミリー・ブロンテの「嵐が丘」だ。裕福な一家に仕えたネリーが老婆になり、ある作家に仕えた一家にまつわる物語をしてやる。気は効くが善良な女中のネリーなのか。裏でアーンショー一家を破滅させ、ヒースクリフから幸せを奪ったのがネリーなのか。

マックスはフュリオサをけしかけて砦をジョーから奪わせた。砦に登って行くフュリオサのそばにマックスはいない。「マックス」とは何だったのか。ざわざわとした疑問を残し、トム・ハーディは去る。

イモータン・ジョーとフュリオサ

ニュークスの言う「英雄の門」(英雄として死にたい、ということ)に「セデック・バレ」を思い出した。イモータン・ジョーは絶対神だ。

フュリオサによるイモータン・ジョー殺しは神殺しだった。

そもそも、なぜフュリオサが女だてらにウォーボーイズの中でのし上がれたのか。おそらく、フュリオサは子産み女の世話をしていた老婆の娘だ。「母は3日目に死んだ」というが、それは「あなたたちの知っている」というのが頭に付く。だから何度も脱走しても連れ戻され、血液袋にも子産み女にもされずにウォーボーイズの中で地位を築くまでになった。

フュリオサによるジョー殺しは、娘による父殺しだ。

「フュリオサ」とはFuriosaと綴る。本作のタイトルである「Fury Road」はフュリー、烈火のような怒りである。もちろん、Furyにフュリオサがかけてある。しかし、Furyそのものがローマ神話の復讐の女神からきているのだ。

やはり、主人公は「マックス」ではなく、「フュリオサ」の方だ。

丸刈りータのシャーリーズ・セロンの顔は油まみれだ。頬などを見ると随分と年をとったと思うけれど、目鼻立ちの美しさは一切失われない。きりりと引き締まり、夜の砂漠に長い手足が映える。これ、若い女優ではできない・・・。ニコール・キッドマンで見てみたかったとぼうっと思った。

荒くればばあたちがこれまた凄かった。良いねえ、ああいうばあさんたち。

白塗りに目の周りが黒く、唇はグサグサと刻まれているウォーボーイズの一人、ニュークス。演じるニコラス・ホルトは白塗りでほぼ顔がわからない。ジョーに口にスプレーをしてもらうときの恍惚とした表情とかすごい。不死身のニュークス、恍惚としたニュークス、ジョーにはもう見放された・・・と落ち込むニュークス。白塗りなのにここまで感情表現できるのかと思った。

立川シネマシティにて、爆音

蘇打緑・再遇見(Sodagreen Hello Goodbye)in 東京@品川ステラボール のときに、まだシネマシティでの爆音上映をしていたので、立川まで行ってきた。

行ってきました。
マッドマックス

事前にネットで予約

チケットは事前にネットで予約しました。土日で割引がないので1800円。それにネット予約手数料50円がかかります。で、予約しておかないと多分チケット取れなかったようです。会員になっても立川でしょ。飛行機に乗って通うわけにもいかないので会員にならないことにしました。非会員にも予約が解放された日に予約しましたが、半分以上埋まってました。

購入後、どうやったらいいのかな、と思ったのですが、プリントアウトするようなわけでもないらしく。予約番号が必要とのことらしく、スクショしてスマホに入れました。カウンターでその番号を提示してチケットをもらいました。

場所はシネマツー

よく見ると立川シネマシティって2つあるんですね。隣り合ってたりするのかと思いきや、シネマシティとシネマツーは随分と離れています。ツイッターを見ていると迷う方もおられたようです。

シネマツーはモノレール沿いに行って、モノレールを挟んで向かい側が高島屋、という立地です。
シネマツー

肝心のマッドマックス

上にも書いた通り・・・。
コンサートの後でした。コンサートで耳はぼわんぼわんです。

おかげさまで、どんな音作りなのかもよくわからないとね・・・。そもそも爆音だったかどうかもわからないのです。ただ、音は割れてなかった。それを考えると、地元の映画館の音作りはそんなに悪くないのかもしれません。いや、私の耳のコンディションが悪かったんだと思うけど。

それでも、マッドマックス、何度見たって良かったです。

4DXのリバイバルがあるようなので、秋で夜が早いのにおそらくカラスのいる薄気味悪いところ小倉まで見に行ってきます!

精神的に本当に充足しました。

マッドマックス 怒りのデス・ロード(字幕版)

マッドマックス 怒りのデス・ロード(字幕版)

トム・ハーディー, シャーリーズ・セロン, ニコラス・ホルト, ヒュー・キース・バーン, ロージー・ハンティントン・ホワイトリー, ライリー・キーオ
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