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花よりもなほ

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元禄15年、江戸。世間は生類憐れみの令が出ていた泰平の折、
青木宗左衛門は父の仇を討つべく上京して3年が経っていた。
ところがこの男、剣の腕前ががからきしダメなへっぴり侍だった!
愉快に暮らす長屋仲間の大騒動に巻き込まれ、『忠臣蔵』で名高い赤穂浪士の仇討ちとも微妙に絡み合い、
事態は思わぬ方向へ。宗左衛門の仇討ちのゆくえやいかに…!?

2006年

感想

監督は是枝裕和。

岡田准一目当てだ。それにしても、岡田准一はヴィック・チョウと似ている。ヴィックより薄口でもっと爽やかだけど。無精髭も「ブラック&ホワイト」の「陳在天」の次に好きな「一万年愛してる」の「呉奇峰」風だ。汚いしね。ただ、この人を見ているとヴィックはまだ力みすぎかな、と思う。台湾アイドルとジャニーズはキャリアが違うので仕方がない。普段の宗左衛門の穏やかで心優しく静かな佇まい。そしてそで吉に負けて金沢の長屋でのシーンまでの顔つきの違い。信州でのいたたまれなさ。上手い。惚れます。

岡田准一は高校時代から見ているが、そのせいなのか、同世代だからなのか、顔があまり変わっていないと思う。ヴィックの(手を加えていないのはわかるが)顔つきの変化と比べると特に。で、トニー・レオンと岡田准一を並べても似ないのだが、間にヴィックをかませるとあら不思議。一番綺麗なのが岡田准一かな。

本作にはいわゆる芸人さんが出ているのだが、私はそういう配役はあまり好きではない。芸人出身だろうが、上手い人が役を得るのには賛成なのだが、単に売れているから、で役を得るのは反対だ。もっと演技のできる人はいるんだから、と思ってしまう。いわゆる、芸人さんという人たちはオーバーアクションが売り物だろう。それと演技は別物だもの。

宮沢りえのおさえは綺麗で良い人なのだが、「頭が少し足りない」。その「足りない」感じを出す芝居がかまとと臭かった。でも岡田准一と並ぶと「きれいな後家と人のいいツバメ」がはまっていた。

「遊び人」そで吉が加瀬亮。オダギリジョーだと思っていたら、加瀬亮だった。いつも滑舌が悪いのだが、今回は滑舌もいいし棒読みでもない。やはり、あれは「化けた」ときの要素の一つだろう。化けるねえ、この人は。

香川照之はまた空回りさせられている。

今は田畑智子がやってたような役ができる若手はいるだろうか。発掘していないだけだろうか。素朴にして気丈な女優さん。実際は細いのだろうけど、ふくふくとした丸顔のせいで太って見えるような。こういう女優さんは使い勝手が良いと思うのだが。六年もたつとさすがに田畑智子にふるのはきついだろう。

編集が甘い、というか、もう少しテンポが良かったらなお良かったのだが。
ストーリーも感動させよう、感動させよう、としないのは良かった。

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