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芳華絕代

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Fantasy Gig

レスリーが最後に人前で歌ったのは2002年のアニタ・ムイのコンサート。Fantasy Gig、らしい。

収録されているのはアニタのFantasy GigのDVDらしいけれど、残念ながら絶版。JVRがジェイの、ロックミュージックがレスリーのものをしているように、YouTubeで公式に配信してくれていないので、画質のあまりよくない非公式のものをみるしかない。公式で出して欲しいなあ。

花道から舞台に向かって、「芳華絕代」を歌いながら観客サービスも何もせずに歌うアニタ。アニタが舞台の真ん中を見つめている。アニタのパートが終わると光が舞台の真ん中にあたって、うれしそうなアニタの紹介の声と同時に歌いだすのがレスリー。胃液で喉を焼いていたのではないかと疑いたくなるほど声が非常にハスキーになっているけれど、準備はしたのだろう。声量はそこそこ。そしてアニタに負けない、力強さ。力強い男と、たくましい女の歌声。ときにほとんどキスするように、観客の前で愛をかわすように歌う二人だ。歌い終わるときにはレスリーはアニタの胸から腹に顔を埋めるようにする。そこまでとってもセクシュアルだったのに、ここだけふと「そうではない」と見せつける。母親に抱きついて喜ぶ幼児のようなうれしそうな、安心した顔だった。

この二人の間にあったのは、同志愛だったんだなあと思わされる。中国語の同志(=ゲイ)ではなくて、日本語の同志。二人は戦友だった。レスリーは死ぬつもりだったのだろうし、アニタの方も病気だった。次の緣份ではまるで「来世でまた会おうね」そんな会話をしているようだ。

オリジナルMV

オリジナルので収録されたのはレスリーのアルバムではなく、アニタの「With」のようだ。

With

With

Anita Mui
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多分どれも同じ。
アルバムのMV監督がレスリーと聞いて探したのだが、YouTubeでは見つけられず、ようやくみつけたのは土豆。古さを感じるが、レスリーのアイドル時代のMVと比べると笑えるほどではない。


「芳華絕代」とは「絶世の美女」だろうか。「傾国傾城」と言っているし。
ストーリーは、金持ちの年寄りとスキャンダラスな美女アニタ、そして年寄りの運転手の若い男。カメラマンもいる感じじゃない??美女は若い男とも関係を持っている、という設定らしい。レスリーには役がなく、歌うだけだ。フラッシュを浴びる存在としてのアニタとレスリーだろうか。妖艶なまなざしをたまに向けるけれど。

惜しいなあ、と思うのは、レスリー本人が中途半端なのだ。運転手役を若作りしたレスリー本人がやればきゅっとまとまるのに。カメラマンでも良いかも。そうすると「絶世の美女」がレスリーになってしまう?だったら、自分はアニタとの合唱部分で出るだけにとどめるべきだった。そうすると美女アニタの中の男性性というかたくましさとか、女のしたたかさが強調できたのだが。

あー、ナルシスト、ナルシスト。あんた、俳優としては演技するときに自己を捨てるじゃないの。MVでもそうなんだよ。映画を撮る準備としてMVを撮っていたのなら、そこを意識しなきゃ。
引き算なのだよ、引き算。

張敬軒 – 芳華絶代

ところで、2013年のレスリーの逝去10周年記念コンサートの中でこんなのがあった。
張敬軒 – 芳華絶代 張國榮 繼續寵愛 .十年 .音樂會

半分男半分女で歌って踊るのである。
元ネタはレスリー本人。

张国荣-《鸳鸯舞王》这段视频出自1984年TV

この歌ではデュエット曲だが、男性の声はレスリーに聞こえる。でも、どうも舞台では歌ってないみたい。84年なので、Monicaがヒットした年?押しも押されもせぬアイドルさまじゃないの・・・それが、「そんなとこに触っちゃ、だぁめ❤︎」を一人でやるんだから。大胆だわ、この人。太ももがすごくセクシーだけど、腕がやっぱり男の腕なんだな・・・そして顔が黒すぎる。

アイドルなのにキワ者だったのね・・・

陳奕迅、何韻詩- 芳華絕代

イーソン・チャンがデニス・ホーとカバーしている。

イーソンってこんなに声が太かったっけ?ジェイ作曲の「淘汰」のイメージが強すぎるので太くてびっくり。
こうしてみると、レスリーって下手イーソンって上手いわー。
音はこれなのかな??

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