ジェーン・オースティンの小説が原作の、愉快で陽気なコメディ作品。シングルの友達同士の縁結びに奮闘するお節介な若い美女、エマ役で輝きを見せるのはグウィネス・パウトロー(『恋におちたシェイクスピア』、『アイアンマン』)。しかし、可笑しなことに彼女の縁結びは失敗ばかり!エマがハリエットのお相手を見つけようとすると、皆の人生は滑稽なほどにもつれてしまう。周りの皆が彼女の見当違いな縁結びの試みから解放されるのは、エマ自身が恋に落ちた時であった。
Emma 1996年
感想
監督はダグラス・マクグラス。
原作はジェーン・オースティン。元祖少女小説、というやつだ。いや、元祖少女小説は源氏物語か。まあいい。現代に置き換えるのでもなく、時代劇だ。出来が良いのは原作をほとんどいじっていないから当然のことだ。それでも、原作は短くないのでテンポよくまとめたと思う。オースティンで一番好きなのはやはり、「高慢と偏見」。「エマ」は高慢と偏見のアップデート版的なものではある。
主演はグウィネス・パルトロウ。それ以上にフランク役のユアン・マクレガーが美人だった。鼻持ちならないエルトン牧師役がアラン・カミングだったとは。
ただ、「美人」のはずのハリエットが芋っぽいのは良いとしてもお世辞にも美人ではなかったことが問題だった。「品がない人」なのでそれはよく表現できていた。
ナイトリーが思っていた以上に若いのが意外だった。
それにしても、うわさ話ばかりしている人たちだ。暇だなあ。