ドリューはシューズ会社に勤める有能なデザイナー。しかし、彼が手がけた新製品は大失敗に終わり、会社をクビに恋人からも見捨てられてしまう。さらに、失意の彼に追い討ちをかけたのは父親の死だった。葬儀のために故郷エリザベスタウンへ向かうドリューは飛行機の中で飛び切り陽気な客室乗務員クレアと出会う。久々に会うにぎやかな親類やクレアの優しさに触れ、一時とはいえ心の痛みから解放されるドリュー。父の葬儀は親族が心をひとつにした温かなムードの中で執り行われた。車で自宅へ帰るドリューににクレアは1枚の地図を渡す。それはドリューが自分を見つめ直す再生の旅へのロード・マップだった・・・。
Elizabethtown 2005年
感想
監督はキャメロン・クロウ。
オーランド・ブルームの英語に慣れるまでに時間がかかった。イギリス人がアメリカ人になろうとしたからなのか。私の耳が中国語なれ、いや、キルスティン・ダンストはよく聞き取れたのだから。
正直に言えば、キャメロン・クロウ作品の中でも一、二を争う退屈な作品だ。確かに、小ネタはいろいろと面白いんだけどな。ケンタッキー(=ど田舎)の人々と西海岸で育ったドリューの違い。都会と田舎を対比させる物語はいくつもあるけれど、嫌味がないのが本作の良さだった。
それでも、綺麗だ。オーランド・ブルームが綺麗だ。車を運転するシーンのうなじからのラインの女性的な細さ。本当にこの人、イケメンだったんだ。そして若かったキルスティン・ダンストのはち切れんばかりに丸々と、そしてつやつやとしたほっぺの可愛さ。それだけであった。
はっきり言えば、ナンパしてるキルスティン・ダンストはやりすぎ。エレン(彼女)・クレア・ヘザー(妹)と「切らないで」と言い続けるのもやりすぎ。
偲ぶ会でスーザン・サランドンが「ムーン・リバー」で踊っていたが、体のキレがない。それでも、普通のおばさん役なのでここでキレがあってはいけないのか。