Project L 自主上映会「大英雄」

レスリー作品の中で、というよりも香港コメディの、違う違う、香港映画の大傑作は「大英雄」だと思う。

異論は認めない。

周南市ではProject Lという会が毎年レスリー・チャン作品を自主上映なさっている。今年は「大英雄」ということで周南市まで行ってきた。

周南市には旧友がいるので前売りチケットを取ってもらい乗り込んだ。ありがとう、友よ。

会場は、閉館したらしいシネマ・ヌーヴェル。映画館の入り口にはこんなのがあった。
キューポラ
素敵。

ここでの最終上映が「大英雄」とはなんとも味がある。

ただ、お客さんの入りは悪く、年齢層も高い。ノリも悪い。比べる対象が悪いのは確かだ。比較の対象は香港映画祭での「白髪魔女伝」の観客の入りやノリだから仕方がない。

我々が若く見えるというのは如何に。これも、高齢化の進む地方だから仕方がない。

写真は撮影しなかったが、会場ロビーには「楽園の瑕」が小さなテレビに映し出されていた。どうもオリジナルだ。編集が多少荒く、不親切極まりないのだが、あれはあれで愛おしい。劣化した画面が登場人物たちの満たされなさ、報われぬ愛、ずたずたな心を表現するように見える。結果的に、なのだが。

ポスターが惜しみなく貼られ、幾つかは売り物だったようだ。
ロビー
ビラまで大量に置いてあった。綺麗に持ち帰る用意がなかったので持ち帰らなかった。その代わり、ご自由に、とあった写真を頂いた。「大英雄」関連の資料も貼られていて、どうやらわざわざ日本語訳なさったようだ。

その中で、レスリーとブリジット・リンで「梁山伯と祝英台」をやろう。最後の最後にようやくレスリーはブリジットが男装していたということに気づく、というもの。「僕は黒いからアフリカの話になっちゃうね」という話があったらしい。わあ。これ、「金葉玉枝」の原型だ。最後の最後にようやくレスリーはアニタ・ユンが男装の女の子だと気づくし、あの話ではアフリカがキーワードになる。

自主上映だからこそこういうことができるのだろう。

自主上映の存続には、大変な労力がかかると思う。客の入りがもう少し良くなればその労力も少しは軽減できると思うのだが。

その点から考えると売り方に問題が残るように見えた。チケットはカラーコピーでできるレベルだし、販路もこれ以上拡大しようがない。ここはもうどうしようもない。

「大英雄」に関して言えば、レスリーにも見せ場はあるし、「ヤオシ」は大好きだ。しかしレスリー・チャンを前面に出す作品ではない。むしろ、主演はトニー・レオンだ。「あのトニー・レオンが!!!」で売ったって良かったと思うのだ。故人ではなく、現役のスター、トニー・レオンを全面に出せば変わったかもしれない。個人的には戦略ミスだと思う。

ただ、目的が何かにもよる。私は「自主上映会の存続」と設定した。存続のためには客が入らねばならない。それならば目標は「ハコを半分以上埋める」だ。

しかし「レスリー・チャン」が好きな人同士でレスリーを偲びたい、というのが目的であれば、労力はプライスレスなのかもしれない。ノリは悪いが、レスリーのところでは笑う人がかなり多かった。それならば、レスリーを全面に出すべきだ。

本当に有難うございました。大画面で大音量で大好きな作品を見ることができてよかったです。トニーのターバンにはトカゲがついてる、とか、これまで気づかなかったところもありました。それにしても、レスリーの色気は半端じゃなかった。

ああ、ヤオシ〜

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