悪との距離

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2年前、ある映画館で起きた無差別殺人事件で息子を失った報道局の副局長・宋喬安(ソンチャオアン)は、一層仕事に打ち込む日々を送っていた。
ある日、宋喬安は新人アルバイト李大芝(リーダージー)の適正を見抜き、編成業務を任せるが、彼女は息子を殺した殺人犯・李暁明(リーシャオミン)の妹だった。
一方、李暁明の弁護士・王赦(ワンシャー)は稀代の悪人の味方だと世間から批判を浴びながらも、揺るぎない信念で職務に奔走する。
王赦の粘り強い働きかけにより、これまで黙して語らなかった李暁明が心を開きかけたとき事態は急変し…。

我們與惡的距離 2019年

感想

うむ。

無差別殺人事件の犯人とその家族。子どもを殺された両親と残された娘。精神科医と弁護士。

精神疾患の患者とその家族。メディアと犯罪の被害者・加害者。メディアと社会。

犯人の家族に対する風当たりを見たり、「両親は家を売って賠償にあてた」ということを見ると、台湾は日本とよく似た社会だなと思う。制作にHBOが噛んでいるが、アメリカの場合は成人の犯罪者の家族が「なぜだか近くにいた私たちにもわからない」と言いつつも、自分の家を売って賠償に充てるかな?

子どもを失った両親のうち、母親は子どもを失った衝撃で何らの精神疾患を抱えてるでしょう。それをソーシャルワーカーの妹と、精神科医の義弟はそのままにするかなあ。かなり近しい存在として描くのに。

「精神病の患者はみな閉じ込めろ」という主張の存在はどうなんでしょうね。本作の中で精神病を全て精神分裂病的的に扱うのもどうかと思うんですよ。

弁護士の、「理由を見つけよう」というのもいまいちよく理解できない。その理由として精神疾患があげられるようなので、これこそ。というところ。

法律を真面目に学んだし。刑事政策も授業で受けた程度であるが、学んだ。刑事政策という学問においては、素人さんに頭の毛が一本増えた程度であるが、大抵の人よりは心得がある。台湾の刑事政策は知らん。

本作は台湾における問題提起作品であって、それが普遍的なものとも思わないし、日本に応用できる話でもなかろうとは思う。被害者と加害者家族、その加害者家族のそばに別の精神疾患を抱えた人がいるというのも、あまりにこの加害者家族という個人に酷な設定で、なんというか台湾ドラマの癖なのだが、「ちょっといい話」に持っていくのかねえ的な。そのまま見て裏切ってくれればいいのだけど、途中でパス。

悪との距離

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