ある日、突如として上空に現われた巨大宇宙船。ヴォゴン人建設船団と名乗る彼らの目的は、地球を爆破すること。一方的な予告の後、地球の歴史は一瞬にしてその幕を閉じた…。運命のイタズラで “最後の地球人”となった平凡な英国人アーサー・デント(マーティン・フリーマン)は、実は異星人であることが発覚した友人フォード(モス・デフ)と共に、宇宙で生き抜くサバイバル術とクールな風刺に満ちた、銀河系最大のベストセラー=《銀河ヒッチハイク・ガイド》を頼りに、前途多難な旅へと飛び出すことに!そこで待ち受ける不条理にして気が滅入るキャラクターや、常識ではあり得ない事件の数々。そして旅の行く末に明らかになる、地球誕生にまつわる驚愕の《真実》とは…!?
The Hitchhiker’s Guide to the Galaxy 2005年
感想
監督はガース・ジェニングス。
ひゃっひゃとイギリス式ユーモアに笑うための映画であって、ストーリーうんぬんは放っておくべき映画だ。ただ、イギリスものにしては皮肉っているところがはっきりとわかる(バイパス、イルカ、ネズミ、地球の製造者)のは親切すぎる、が、これは原作がそうだから仕方がない。
マーティン・フリーマンは「シャーロック」での砂色の髪の毛ではなくもう少し茶色い髪の毛だが、やっぱりおっさんだ。そしてやっぱりトリシア、フォード、ゼイフォードに振り回されている。やはり、マーちん総受け伝説は続きそうだ。ただ、トリシア役がズーイー・デシャネルとはわかすぎやしないだろうか。
サム・ロックウェルは相変わらずこういう人を食ったような役をさせると上手いなあ。下手にゼイフォードをジム・キャリーのようなお笑い系俳優にさせなかったのは正解。日本だったら十中八九芸人さんがやるんだろうなあ。(うまけりゃいいのよ、うまけりゃ)
ズーイー・デシャネルは少し幼く見える。若い女優がいなければ客が入らない、ということだろうか。だったら、副大統領役にぴっちぴちでいいじゃないか、とも思いたくなる。