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風林火山

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んー。雰囲気映画というか。カットカットがなんかそれぞれの俳優さんのプロモーションビデオっぽい。それを繋ぐだけで8年もかけやがったのか…贅沢だな。

香港映画を見慣れた人に言うならば、「ノワールを王家衛風に撮影してみました。でも、麥浚龍(ジュノ・マック。本人も出てるよ)らしく、ホラーテイストです」

キャストはやたらと豪華だけど、いつメンすぎるわね。こういうキャスティングをするから、香港映画は終わったと言われるわけで。お客さんを持ってる人をキャスティングすることで、たとえば日本でも公開できるだろうけど、しかし、新たなスターが、ねえ。そりゃ今回もルイスのパートに若い女の子がいるんだけどねえ。

(中国の)国慶節映画の一つとして公開されたのだと思うけれど、中国では割にこけてたみたい。最近見てるのが、尺をたっぷり取れるドラマ(中国ドラマなので、さすがに全80話なんてことはなくなっても、全30話くらいはある)で。お金を割にかけて練ってる脚本のものは伏線も丁寧に回収し、誰にでもわかるように語り尽くすところがあるんですよ。

少なくとも今の中国人は、こういう、絵としては綺麗だけど意味不明(!!)なものを受け入れないんだな、ということ。

今回見た場所は西安。西安旅行中です。次の週まで持ち越すと、もう便利な時間にはやってない可能性があるなーと思って、早めに行きました。普通話。別の記事もしくは別のサイトで、中国で映画を見る方法を書く予定でいる。そのときにはリンクする。

1994年の香港を舞台にしているのだけど、銅鑼湾に雪が降るんですよ。そこでおかしいと思った。これ、パラレルワールド系だと思う。なんでかっていうと、スマホ型の携帯電話に見える物を使ってる登場人物、ワイヤレスイヤホンに見える物を使ってる登場人物がいるんですよ。その割に、古天楽(わっかいのよ!)が使ってる電話の「美しい」こと。電話というと、ガラガラの劇場で。斜め前に座ってた人が携帯を使ってたんですよ。途中で出て行ったんだけど、その人は。その人の携帯が鳴ってるのか、劇中の音なのかいまいちわかってない。

コアのお話としては「1994年香港。製薬会社の創業者が実は違法薬物を流通させていて、莫大な富を築いていて、今警察の監視下で病院に入院中。跡取り候補は二人。長男は違法薬物関連で消えている。次男は恋人の精神科医兼薬剤師をパートナーに、合法企業へと生まれ変わらせたい」です。

で、なしてタイトルが「風林火山」よ??…と思ったの。ジュノ・マックで金城武が武田信玄!?!?んん?とボケてたのだが、武田信玄の元の言葉は孫氏の兵法由来だったもんね…そう。「やるならさっさとやれやい、徹底的に。静観すべきときにはじっとしろやい、徹底的に」ということで。確かに登場人物はみんな「徹底的に」行動してる。そして…なのだね。

ジュノ・マックなので、最後に「キョンシー(どうも書いてない模様)」の時みたいなひっくり返し方があるのでは?とおもってたんだけど、最後の最後が理解できてない。高圓圓、勝ったんじゃないの?それとも、お薬ものということで、誰かの妄想落ち?

でも、ノワールに女の精神科医が出てくるとそれだけで、ケリー・チャンを思い出すよね。

西安で見たから意味不明だって言ってるんでしょと言われそうなので、ひとつ書いておく。

普通話、つまり吹替版(その割に金城武は自分で声を入れてるような気がしたんだけど。彼の声はちょっと独特よね)。実は、粤話版も西安では見られたのよ。現在ではど田舎(だなとつくづく思う)西安ですら粤話版を上映していたということは強調しておきたい。

風林火山

粤話版があるのに、普通話版を見たのは、粤話版は時間と場所があんまり合わなかったからでねえ。いくら劇場もホテルも地下鉄の駅が近いからと言って、外国で日が暮れてから出歩くのは好きではない。今回の劇場は、ホテル最寄りの映画館の一つだったので。

そして、中国版ということは、中国の検閲を通ってるわけです。つまり、インターナショナル版・日本の映画祭版とは最後の処理が異なってる可能性がある。さらに、みんな、というか姉さん含めて3組しか見ていなくて、1組(一人)が途中で出ちゃって、もう1組もエンドロール中に出ちゃって。お掃除が入っちゃったんでエンドロール中に出ることになったので、その後に何かがあってもわからんのよね…この2点は「中国で見たからなんでしょ」というのは確かに。

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