マジック・キッチン

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年上の女性への一途な愛を描く、F4のジェリー・イェン主演で贈るラブストーリー。

魔幻厨房 Magic Kitchen 2004年

感想

監督はリー・チーガイ。

始まってからん?と思うことしばし。どう考えても広東語ではない。北京語。しかも、大陸訛りだ。しかも、ジェリーは台北訛りだし変だ。どうやら、日本では中国語に吹き替えられたDVDらしい。ジェリーの声なのは良いけれど、お願いです。香港映画なんだから、広東語に切り替えられるようにして下さい…ジェリーが吹き替えなのは嫌だけど。どれだけ変な感じなのか英語に例えてみようか。舞台はニューヨークで役者も一人以外ニューヨークものをメインにしている俳優がそろっている。なのに、全員カリフォルニア英語で吹き替えられ、しかも一人は地声でもなんとオーストラリア英語、というところだ。

もう一つ変なのは、コンテスト。MCの女の人は日本人だろうか?日本語の滑舌が悪く聞こえる。さらに、ジェリーがサミーに牛乳を掬うのだが、お玉ではなくてなんと神社の柄杓だ。しかも、その中身を牛乳桶に戻した!あああああ、中華!

二番手君

さて、中身だが、ゆるーーーーーーいラブストーリーだ。大して笑えるわけでもなく、感動なんてしっこない。「ジェリー・イェンをよろしくね。可愛いでしょ?」というだけだ。ラブコメでは一番手君と二番手君がいるのがお決まりで心優しく便利な二番手君が大抵振られるのだが、本作は二番手君とくっつくのは良かったけれど。

確かにジェリーの二番手君クーリーは一途で全身全霊で愛するとても可愛い男の子だ。前回は「ダニエル・ウーを追いかける」で見たので、ジェリーの印象はろくに残っていなかった。確かに、ジェリー・イェンは美男な上に可愛い。けれど、この時点ではあまり演技が上手くない。私のイメージではジェリーの十八番は「美男だがちょっと性格のきつい一番手君」で、二番手君よりの本作にはあまり似合わない。この後、ジェリーは2012年公開される予定の「花漾」まで映画の出演はない。香港の芸達者たちに囲まれて挫折感でも味わったのだろうか。

豪華なカメオ出演者

前回はカメオ出演のダニエル目当てで見たのに、ネタがなんだか完全に忘れていてすごく楽しめた。サソリのマギーQはセクシーで本当に優雅だ。スティーブン・フォンとダニエル・ウーが映るだけでどんなオチよ?と楽しくなるがダニエルはただの既婚者の浮気者だ。おかしいのはスティーブン。ゲイ?と思わせておいて、誘惑に打ち勝てるか確かめている神学生だった。アンソニー・ウォンは変態なストーカーと思わせておいて、背中を押してくれる脚本家だった。

サミー・チェン

サミー・チェンは結構キュートだが、香港映画のこういう役で思い出すのはミリアム・ヨン。でもこの二人はちょっと似てるかも。ジェリーがケーキにペプシを入れるシーンがあって(ぎょっとした。コーラケーキというものがあるみたい)、思い出した。ペプシのCMで共演していた。今思えば物凄く豪華で、香港からアーロン・クオックにサミー・チェンとエディソン・チャン。台湾からF4、ジェイ・チョウ、ジョリン・ツァイなのだ。これはエディソン追っかけのおかげでほぼリアルタイムでYTで追えていた。まさか、ジェイにはまり、ジェリーかっこ良い!となり、ヴィックに落ちるとは思わなかった。(まさか、今後アーロン、素敵!になるとは思えない、が何がおこるかわからない)

(ご興味のある方は「Dare 4 More」で検索すると出てきます。若いジェイが高音で飛ばしています。何せ昔のものなので画像は粗いです(これで喜んでたんだよな~)。テレビのイベントか何かで全員で歌っているものもあったのですが、消されちゃってるかな。しかも、このDare 4 More、台湾組だけで歌ってるものまであるようですが、もちろん未入手です。)

香港のプライベートレストラン、行ってみたいかも。

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