アルジェリア戦争帰りの軍医バランは、広告代理店の女から、持ち出した債券を会社の金庫に戻してほしいと依頼されたバランは、債券を戻すと同時に金庫にある2億フランを奪うことを計画する。
そこに戦友のプロップが現れ、仕方なくバランは2人で仕事を始める…。
Adieu l’ami 1968年
感想
監督はジャン・エルマン。
フランス映画が、なのか、この時代の映画が、なのか。なんとものんびりしている。
アラン・ドロンは凄絶に美しい。けれど、目が冷徹で、どことなく野性的だ。それに比べてチャールズ・ブロンソンは愛嬌がある不美男だ。
ラスト、連れて行かれるブロンソンに、さらりと火を差し出すアラン・ドロンがクールだった。そして、いぇーいと低くブロンソンがつぶやくと、いぇーい!とアラン・ドロンが叫ぶのだ。その目が狂気じみていた。見所はそれだけ。