舞台はロンドンの下町。カード・プレーに自身満々のエディは、友人3人を巻き込み、ギャングの顔役ハリーを相手にひと儲けしようと企むが、逆に借金を作り、脅迫される身となる。そこでエディの父や麻薬王、マリファナ栽培に精を出す上流階級のお坊ちゃんらが複雑に絡んで、事態は思いもかけないバイオレントな大騒動に発展。一体、最後に笑うのは誰か!
Lock, Stock and Two Smoking Barrels 1998年
感想
監督はガイ・リッチー、
実は勧善懲悪物語でもある、というのがヒント。どいつもこいつもチンピラで町のクズなんだけど。感動ものに仕立てようとしないのがいいところ。
テンポも良いし。ただ、四人組のキャラクターは上手く描き分けられてないし(どうせなら、四人全員に何か得意技のようなものを与えて生かさないと。オープニングの盗品を売りさばくのもあまり生きないし)、全体的に粗い。けれど、今後の「ガイ・リッチー」が面白い映画を撮るんじゃないか、と思わせてくれる。
裏切られたけどね、私は。
今のところ、ガイ・リッチーは「デビュー作(本作)で終わった人」。
こういうちんぴら映画の舞台になる場所はとても魅力的に見える。しかし、危険地帯でもあるので実際には行くと無茶苦茶怖そうだ。
ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ (字幕版)
スティング, ニック・モラン, スティーヴン・マッキントッシュ, ジェイソン・フレミング, ジェイソン・ステイサム
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