引退を宣言した、かつて組織でNo.1の殺し屋フィリックスが金の為に就いた仕事はアンティーク密輸業者の息子・ババの子守りだったが、ババは33年間一度も家から出た事の無い“箱入り息子”だった。大きな息子に手を焼く中、組織がフィリックスを狙う。ババを連れロンドンを逃げ廻るフェリックスは、無邪気なババを見て、生きる為に捨てた大切な物を取り戻すのだが…。
Kiss Kiss (Bang Bang) 2000年
感想
監督はスチュワート・サッグ。
陰気な顔をしたフェリックスだが、どうもスウェーデンの方らしい。
シェリーはなんとなくうすーいアシュレイ・ジャドだが清潔なで知的な感じのセクシーさだ。あんな顔と雰囲気だったら、人生は全く違っただろうと思う。
ババは劇中では何も言及されないが、知的障害があるのか、ダウン症だろうか。陽気で人懐こく大人しい人が多いというダウン症の特徴に近いと思うのだが。
陰鬱な天気、ラストの海岸ですら暗く見える。おそらく、イギリスって空が暗いのだろう。ババが「青空」というが、それほど明るいわけでもない。けれど、内装のオシャレさ。特にシェリーの姉の家の内装がおしゃれなのだ。
そして、音楽の可愛らしさ。なんだか自称おしゃれな「カフェ」にかかっていそうでもあるが。これ、殺し屋の映画です。