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開封府-北宋を包む青い天-

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北宋第3代皇帝・真宗の時代。宮廷では宰相の王延齢と軍権を掌握する張徳林が勢力争いを繰り広げ、腐敗官僚が幅を利かせていた。そんな中、盧州で一人の男児が誕生する。包拯(ほう・じょう)と名付けられたその子は兄夫婦の元で元気に成長するが、ある日、兄が役人から無実の罪を着せられ処刑されてしまう。この事件をきっかけに包拯は役人となって世を正すべく猛勉強を重ね、科挙を受けるために都へと旅立つ。その途上、包拯は開封府の長の娘・尹雨柔(うじゅう)と運命的な出会いを果たす。一方、皇宮では、幼い皇子・受益(じゅえき)(後の仁宗)の乳母が毒殺され、包拯は事件解決に一役買うのだった。数年後、受益が皇帝に即位。官吏となった包拯は皇宮で次々に起きる難事件に挑んでいく。

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ビクター・ホァン
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原題:开封府传奇 2017年

感想

途中でギブ。19話まで見たので頑張った。

主人公は包拯と仁宗。二人の話が交互にあるのはいいんだけど、そのおかげでどっちの話をしたいのか取っ散らかる。野心的な八賢王の野心を暴いたりと、常に仁宗(というか民衆の)味方で、真宗没後、皇太后・張徳林・王延齢と三人ともそれぞれに野心があり清廉潔白な人はいない。その中で包拯が若い仁宗を導いてゆく・・・とやりたいのもわかるんだ。わかるんだが、編集のせいなのか成功したとは言えないと思う。

おしなべて演技がだるい。これに尽きる。

主人公が黒いのはそういう人だからいい。
しかしなぜ、ロボット歩き・視線が合わない・アスペルガーちっくなんだろう。腐敗に飲み込まれないキャラというのが、アスペルガー系の人だというのは、あまりに安易ではないか。ビクター・ホァンは演技のできる俳優さんなのになあ。

「シャーロック」を悪い意味で参考にしすぎた感じで、ストレートに「シャーロック」だった「他来了」の方が良い。

他の人の演技もなんだか調子が狂う。ヒロイン格の雨柔・皇太后は綺麗だし、演技も上手い。でも、子役たち(仁宗・青女たち)が大きくなると、一気におしなべて個性のない整形顔で演技も微妙。ひとりふたりならいいんだけど揃えられると困る。

よかったのは、皇太后の悪辣な弟(雨柔の婚約者)の回の7話から15話まで。妙なおしゃれ具合に往生際の悪さとかさ。中国ではその後のキャリアも一切考えずに男女どちらも若手が悪役を思いっきり演じるし、勧善懲悪でないとならないらしいので、改心も何もせずに容赦なく罰を受ける。これが良いのだ。

いちばんの問題は編集が甘いんじゃないかと。

雨柔を演じたのは、「古剣奇譚」のチャン・モン。太后も、ガン・ティンティンで、どちらかというと演じられる人なのにねえ。

いっそ、仁宗を主役にしてしまってもよかっただろうと思う。ダラダラダラダラしてて、同じ時代を扱ったものなら「将軍在上(花と将軍)」くらいギュギュッと絞ってしまえば多分58話もいかず、30話くらいですむんじゃないかと思う。最近の中国ドラマは50話クラスがザラ(基本動画配信なので)だけど、悪い方に出たかなーと。

Amazonで動画が見られることも。

天象を受けし者

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残念ながら中国語字幕はない模様。



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