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アイカチャンは恋の味(初戀紅豆冰)

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2010年

監督は主演でもある、阿牛。マレーシア華僑の話。

日本語字幕でDVD化されていないし、なめてかかったのだがどうしてどうして。爽やかさとほろ苦さの同居した割に良い話ではないか。ジェイの「言えない秘密」のように青春懐古物語とみせかけてSFというへんてこではないし。

そして、色彩が豊かで、しかも美しい。
建物は白色だったり水色だったりする壁がエキゾチック。少しカビもあるようで汚いのだが。

そして、水の絵がきれいだ。
ボタックと闘魚が二人でいる湖畔。マーの妹がボタックの書いたラブレターを読んで、おこって持っていたボトルを壁に叩き付けるのだが、白く、さほどきれいではない壁に跳ね返る水しぶきが美しい。ボタックとマーの妹がいる湖畔も。

そして、ペナンの海岸で波打ち際のアンジェリカ・リーの足。

闘魚が魚を返してやるときの水。決して綺麗そうではない水なので、あんなに透明度が高いとおかしいのだけど。

最後のバスの中の雨。桟橋に座り込むボタックと雨。

クアラルンプールしか知らないのでマレーシアの他の場所は知らない。そのせいもあって、エキゾチックな魅力にあふれていた。ラストシーンはクアラルンプールのブキビンタンだろうか。

使用言語は、北京語(かなり訛っていると思うのだが)に広東語+福建語が入り交じったような独特の言葉だった。「しーふぁん」とか「うぉあいたー」とか「とぇぶうちい」とか聞き取れる単語が中にあって、北京語か、と気づく。マレー語は通行人などに浴びせかけられるところだけ。

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