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銀河英雄伝説

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なぜに今更銀英伝…なんだけど、履修してなかったのよね。

高校時代に読んだ田中芳樹は「創竜伝」だったし。

銀河英雄伝説 本伝

遠い未来、銀河系宇宙に進出したものの、不毛な戦いをやめない人類–。人類のほとんどを支配する銀河帝国の貴族とは名ばかりの貧しい家庭に生まれたラインハルトは、姉を皇帝の寵姫として奪われて以来、たったひとりの友キルヒアイスと共に、銀河帝国を手中にするという野望を胸に軍人となり、その天性の軍才を発揮して頂点へと登りつめていく。一方、自由惑星同盟にあって、不本意ながら軍人となり、それでも功績を立て続けるヤン。互いに最大のライバルとなる彼らは、それぞれの立場で戦いに臨み、宇宙に新しい歴史を創ってゆく……。

感想

いやー、80年代後半のアニメを夢中になって見る日が来るとは思わなかった。アマプラで落とせる25本を全部旅行中に見たもんな…

それもテレビ放送からスタートではなかったというのがすごいね。今なら配信前提だったんでしょうか。レンタルビデオ全盛期だからヒットしたんでしょうかね。

89年に冷戦終結するけれど、88年にはすでに東側は開放へ向かいそうだったのが、ゴルバチョフの時代だった。どちらに行くの?というそういう時代だったのかな。

絵柄もラインハルトなんて薔薇背負って出てくる感じで。池田理代子ですか、オスカルですか、宝塚ですか、なんですが、のちに銀英伝、本当に宝塚化してるので、正しい解釈なんでしょう。

気になるのが、同盟側で「帝国」とというときに「ていこく」と発音する上に「て」にアクセントがあったこと。「てーこく」じゃないんだ…と微妙にショックを受けた。

帝国側の主人公ラインハルト、同盟側の主人公ヤン。どちらもなりたくて軍人になったわけではなかったけれど、軍でその才能を開花させる。

用兵の天才ラインハルト、魔術師ヤン。敵ながら互いに一目置く相手だけど、帝国・同盟それぞれに二人の天才たちの足を引っ張る。

ラインハルトはゴールデンバウム王朝を打ち倒すことを、一つの目的にしていて、それを達成して皇帝になる。

ヤンは民主政治のために、シビリアンコントロールを是とするので、ラインハルトを討つ絶好の機会も逃してしまう。

専制君主の帝国には、啓蒙的な君主のラインハルトがいて。帝国を倒すべしと、民主国家であることを国是とする同盟は衆愚政治で。

ねえ、どちらがいい?ラインハルトの帝国でしょう。しかし、ラインハルト没後、ラインハルトのように啓蒙的な君主がいるとは限らない。

そして……アンネローゼが皇帝の寵姫になったことについて、自分は不幸せだと思っていなさそうなんだよね、ラインハルト…前提が崩れてるんですよ…。

ヤンがユリアンに語るのは、作者の読者への語りかけということでしょうかね。

それにしてもミッターマイヤー、良いよね。疾風ウォルフ有能。ただ、ロイエンタールではなくてミッターマイヤーを先に×してロイエンタールに地獄を見せた方が楽しかったと思う。だって、ミッターマイヤーの情緒って、そんなに地獄には行かないじゃない。

同盟側では伊達と酔狂で革命をするアッテンボローwww。あれ、ヤン以上に有能だよ。

背後に蠢く地球教、というのはなんか陰謀論っぽいから嫌なんだけど。ルビンスキーの人工地震って、もう陰謀論フルコンプ。しかし、あの手の人たちは想像力を欠くからねえ……まさか元ネタは銀英伝!?

外伝まで含めて↓全部入ってるという話。

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