今回初めて福岡国際映画祭を見て来た。あまりまとめられた「見た来た」情報がネット上になく、事前に調べるのに苦労したので、来年以降の参考になるかもしれないと書いておくことにする。
学生時代、友人が福岡国際映画祭のボランティアをしていたのだがそれを少し冷笑気味に見ていたのを思い出す。今でも個人的にはどうしてお金を払って雇わないのだろう?と思わないでもない。「雇えない」というのはわかるのだが。それはさておき、福岡時代、私は毎週のように映画館に通っていたのだが、なぜか琴線に触れるタイトルがなく、見に行くことはついぞなかったのである。(映画館に通っていたあの頃、映画ブログを作る、という知恵がなかったのが残念だ。メモをとるようになったのもここ三年とか四年とかなので仕方あるまい。あの頃、どう思っていたのか聞いてみたいと思う作品もあるのになあ。)何はともあれ、2013年版を書こう。
福岡国際映画祭会場
さて、今年のメイン会場はキャナルシティ博多のユナイテッドである。全身のAMC時代に散々通った、言わばホーム。「メイン」と書いたが、例年どこでやってるか知らないので近年では「キャナル」ということになっているのかもしれない。そもそも、私の学生時代は映画館でやっていたのだろうか。

上の写真の向かって左側はグランドハイアット福岡(地下はレストラン街になっている)、右側はキャナルの昔からの建物で、ワシントンホテルが併設されている。グランドハイアットにゲストを宿泊させ、外部からのスタッフをワシントンに、ということができるので、便利なのであろう。少し離れたいならば、リバレインのオークラ、もしくは天神の西鉄グランドホテル、博多のハイアットリージェンシーと徒歩はきつくてもタクシーでひょいである。
座席&チケット
チケット
今回はぴあが前売りを売っていたので、それを事前に購入しておいた。後に書くが、このチケットが「台湾映画祭」でも使えた。

朝一番の回だったため、映画館の開場より早くに並んだ。フラッシュは炊かないので悪しからず。

ユナイテッドの窓口はこの写真の右手にある。ここでは扱わず、写真の左手に小さな受付が作られていて当日チケットを買う人、引き換えなければならない人はそこで交換してもらうようになっている。このチケットは書いてあるように「交換不要」と書かれている。そのため、素直にそのまま並べば良いのだが、スタッフに確かめてしまった。スタッフの手数をとらせて悪かったと思う。
座席
AMC時代は全席自由だったが、ユナイテッドになってしばらくしてから全席指定になった。今回はユナイテッドのホームページで事前予約ができるならそうしたかったが、映画祭分は出てこないので早く並ぼうと思ったのは正しかった。「狂舞派」の場合、全席満席だったようで、ゲストシートに座ろうとする人が続出し、追い払われていた。少なくとも今回に限れば、好きな席に座りたければ、さっさと並べ、である。個人的には指定席の方が良いし、予約できればなおいいのだが、事前に予約をしておいて当日行けない人も出てくるだろう。それで穴が空くくらいなら自由席の方が良いのであろう。予約を受け付けるコストもあるし仕方あるまい。
なお、チケットは切り込みが入っていて、それを入る直前にもぎりがもぐというシステムであった。シアターに入って座席に荷物を置いて、トイレや飲食物を買いにいくのだが、その場合はプラスチックの再入場券をくれるのでそれを渡して再入場することになる。
台湾映画祭
会場
こちらの会場はあじびホールであった。「あじび」とは福岡アジア美術館のことらしい。アジア美術館はリバレイン博多(博多座の隣)の7階にあるのだが、その上、8階にある。
なぜかこの写真しか撮っていないので悪しからず。これはリバレイン博多のアトリウムガーデンである。

アジア美術館の7階から降りていくことができるのだが、暑くて断念した。ドアに書いてあった通りであった。「高温になっています。特に夏はお気をつけ下さい」って。アホだ。

チケット
上のチケットの写真は実は台湾映画祭のときのものである。台湾映画祭は協賛企画の中の一つだ。協賛企画は安いチケットも出ているのだが、台湾映画祭に関しては福岡国際映画祭と同じ料金設定で、この福岡国際映画祭のチケットが使えた。
座席
座席も自由なのは福岡映画祭と同じ。もぎりがもぎるだけだ。美術館のホールなので飲食は禁止である。
椅子は少し立派なパイプ椅子程度であった。
再入場券はないが、一つ上映が終わると一旦全員出してしまうのでそれで良いのだろう。
お役に立てれば幸いである。
中洲川端
キャナルシティもアジア美術館もいわゆる「中洲」である。
博多駅もしくは天神からならどちらともバスが出ている。空港からでも地下鉄で「中洲川端駅」で降りれば良い。
中洲川端駅は中洲側と川端側に出口があるのだが、中洲側ではなく、川端側を上がること。アジア美術館へは川端側から繋がっているのでそのまま地下からエスカレーターでリバレインの一階まで上がれば良い。地下一階からはホテルオークラに行けるようだ。一階まで上がれば、案内表示にしたがって直通エレベータに乗れば良い。もちろん、エスカレーターで登って行っても良い。
キャナルは川端側から地上に上がって、上川端商店街を抜け、櫛田神社が左に見えたらそのまま右へ少し行くとエスカレーターが見えるのでそれを登ればいい。商店街を抜けたところで真正面に見えるのは「グルメシティ」であって「キャナルシティ」ではないのでご注意を。夜暗くなってもこのルートなら安全に地下鉄まで帰れる。ただし、外れるとこの場所はいわゆる「中洲」なので「そういう」場所だから、夜の女性の一人歩きはお勧めできない。地元の人は歩かないわけではないのだが、例えば、夜の銀座を歩くのとはわけが違う。バスなら、キャナル周辺にバス停もいくつかあるし、リバレインの目の前にバス停がある。
あじびとキャナルが会場なら、このあたりなら鉄板。
がまず一案となると思う。理由はキャナル(グランドハイアット、ワシントン)、リバレイン(オークラ)と会場に隣接しているからである。ただ、今回ホテルをとろうと思っていたのだが、直前だったせいか、福岡市内「全て」埋まっていた。北九州市までそうだったのだ。福岡のホテルは安いのだが、たまにこういうことがあるので(特にジャニーズのドームコンサートと重なるとまじでヤバい)、予約はお早めに。
オークラの向かいくらいの距離にある、「ホテルエクレール博多」はかわいくておすすめ。しかも全館禁煙!