ジョニー・デップ、コリン・ファレル、ジュード・ロウ。豪華キャスト3人がヒースレジャーの遺志を引継ぎ、新たな伝説が誕生!
The Imaginarium of Doctor Parnassus 2009年
感想
そもそもパルナサスそのものがダークサイドに落ちてるじゃないか。永遠の命、若い女、自分の娘。それぞれの選択は全て理性的ではない。全ては悪魔・ニックの掌の上。パルナサスそのものがニックの暇つぶしだったのだ。
なお、ニックは金属の管で気道を確保していたが、これはおそらく機能しない。首には頸動脈があってこれを圧迫によって止めてしまえば脳に血流がゆかなくなって死んでしまう。さらに、釣ったときの体の重みで首の骨が折れて死ぬこともある。
トニー役のヒース・レジャーは撮影中に急死した。多くのシーンは撮影済みだったという。そのため鏡の中のトニーをジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの三人が演じた。
一番魅力的なのがちょいとしか出てこないジュード・ロウ。コリン・ファレルの狂気じみた演技がとても良かった。
今なら3D処理されて2Dでみるとつまらない作品になっていただろうけれど、2009年はまだ3D前夜なのでそういうことはない。劇場に足を運ばせるという意味では3Dは正解なのだが、「気軽に見る」のが前提の時代で、最低限メガネが必要になる3Dを前提にした作品が後々まで残るかといわれるとそれはまだ微妙だと思うのだ。
ヒース・レジャー, ジョニー・デップ, コリン・ファレル, ジュード・ロウ, リリー・コール, トム・ウェイツ, クリストファー・プラマー
Amazonの情報を掲載しています