広告代理店のクリエイティブ・ディレクター、ニックは次期部長とウワサされ、公私共に絶好調。ところが、その椅子を獲得したのはライバル社からヘッドハンティングされたキャリアウーマン、ダーシー。すっかり落ち込んでしまった彼は、ひょんなことから女性の心の声が聞こえる不思議な能力を身に付ける。ニックはダーシーの不安や孤独を知り心惹かれ、ダーシーも気持ちを理解してくれるニックに安らぎを見出す。ライバルの二人はいつしか恋に落ちていくが……。
What women want 2000年
感想
監督はナンシー・マイヤーズ。
90年代だね、と思う。2000年作だもの。
どれだけ、9.11のインパクトが大きかったかを思わせてくれる。もしも、9.11がなかったら。
消費の主役が女性だから広告ターゲットも女性。だから、男性優位の広告業界のクリエーターも女性になった。そういう時代だった。もしも、9.11がなかったら、平和な時代が続けば、これほどまでに戦争映画を見ずにすんだのだろうか。
メル・ギブソンといえば、「リーサルウェポン」。アクション映画こなす俳優だ。「男の中の男」を演じるのに最適な俳優ではないか。その俳優に女の心がわかるようにさせたらどうなるのか。根は悪くないから改心する。そういうことらしい。
フェミニズムの気配濃厚だが、笑ってみるべき映画である。
もしも、クリントン時代にビン・ラディンを捕らえることに成功していたら。別のビン・ラディンが出現しただろうか。そして、同じような文化だったのだろうか。
メル・ギブソン, ヘレン・ハント, マリサ・トメイ, アシュレー・ジョンソン
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