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「ダーティ・ハリー」「ダーティ・ハリー2」「ダーティ・ハリー3」

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ダーティ・ハリー

サンフランシスコ警察殺人課のハリー・キャラハン。S&W44マグナムを愛用し、犯罪者へのあくなき執念と、手段を選ばぬ非情な犯人逮捕が彼のトレードマーク。そんな彼を仲間は”ダーティーハリー”と呼んだ。

Dirty Harry 1971年

感想

監督はドン・シーゲル監督。クリント・イーストウッドといえば、ダーティー・ハリー。

本作はあのゾディアック事件の最中に公開された。キャラハンによって射殺されるシーンに怒って犯人が声明を出さないかと期待したらしい。というのは「ゾディアック」の物語。

クリント・イーストウッドは本作でスターになったという。マカロニ・ウェスタンのヒーローから現代(当時)アメリカのヒーローに。どれだけ「アメリカ」という国がゾディアックに戦慄したのかが伺える。当時はベトナム戦争中で若者は戦争に駆り出されてもいた。若く、そして健全な男性不在のアメリカで起きた猟奇連続殺人事件。おびえない方がおかしいのだろう。そこで人が求めたのが「マッチョ」な男性だったのだろう。銃一本を友に一人悪に立ち向かう男性。アメリカの保守の考える「あるべきアメリカ」の姿だ。

ダーティハリー(字幕版)

ダーティハリー(字幕版)

クリント・イーストウッド, レニ・サントリ, ハリー・ガーディノ
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ダーティ・ハリー2

サンフランシスコ警察のハリー・キャラハンは、相変わらず事件に明け暮れていた。そんなある日、完全武装した警官らしきグループによる射殺事件が起こる。殺されたのは殺人容疑がかかった組織の大物。謎の警官による事件は、次々と発生。被害者はいずれも麻薬組織や売春組織の大物。独自に事件を捜索するハリーの前に思わぬ犯人像が現れる…。

Dirty Harry in Magnum Force 1973年

感想

監督はテッド・ポスト。

バランス。バランスなのだよ、と思ってしまう。
正義も、犯人を射殺することも、バランスなのだ。

おそらく、前作の反響が大きく、バランスを欠いた心理になった人たちも多かったのだろう。一度おおきく動いた針をもう一度戻す。それが本作の役割だったのかもしれない。

ダーティハリー2(字幕版)

ダーティハリー2(字幕版)

クリント・イーストウッド, ハル・ホルブルック, デビット・ソール
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ダーティ・ハリー3

相変わらず荒っぽく事件を解決していくハリーの前に、その根性と正義感に彼も一目置く程の婦人警官ムーアが登場する。そんなある日、パトロール中のハリーの相棒フランクが、過激派グループの事件に巻き込まれて瀕死の重傷を負う。

The Enforcer 1976年

感想

監督はジェームズ・ファーゴ。

1976年、アメリカは女性刑事が活躍し始める頃だったのか。
女性の登用、女性の台頭の時代。アメリカのマチズモを代表するようなハリー・キャラハンも女刑事を認めざるを得なくなる。いや、そうではないのだろう。「アメリカン・マチズモを代表するような」ハリー・キャラハン「も」認める女刑事、なのだろう。つまり、保守派に「いいじゃん?女刑事だって?」という作品なのだろう。

個人的にはハリーとケイトが恋に落ちなかったのが良かった。

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