543名もの犠牲者を出した凄惨なフェリー爆破事件。捜査官ダグは手がかりを握る一人の女性の遺体を見た瞬間、強烈なデジャヴに襲われた―「私は、彼女を知っている…」。彼は特別捜査班の一員として、政府が極秘に開発した【タイム・ウィンドウ】と呼ばれる映像装置を見せられる。その正体は、現在時間から《4日と6時間前》の映像を自由に見ることができる、驚くべき監視システムだった!まるで生きているかのように美しい彼女の姿を見続けるうちにダグは再びデジャヴを感じ、さらに「彼女を救いたい」と強く願うようになる…。
Déjà Vu 2006年
感想
監督はトニー・スコット。
いわゆるタイムマシンものなのだが、で?というところなのだ。
デンゼル・ワシントンもべつにどうってことはないし。こういう映画では悪役がとっても魅力的だったり悪役を演じた俳優の怪演ぶりにひきつけられるものなのだけど、それもないのだ。死体(役の方、という意味ね)がツイン・ピークスのように印象的だったらまた変わるのだが、それもないのだ。ちなみに、ヴァル・キルマーは悪役ではない。
ただ、なぜか引きつけられたのがオープニングの光だ。
爆破される前のこぼれださんばかりの幸せぶり、きらめく水面。
それ以外は正直、どうでもよかった。また見てがっかりしないように書いておく、そんな映画だ。