1976年のテキサス。夏休み初日の夜に、ホームパーティを予定していた高校生のピンクとケビンだったが、
酒を注文したことがケビンの両親にばれてしまい、あえなく計画は中止に。
彼らが友人たちの集まるバーに移動すると、そこに高校を中退し、市役所で働くウッダーソンが姿を現す。
彼は新しいパーティを開くために、人数を集めているところだった…。
Dazed and Confused 1993年
感想
監督はリチャード・リンクレーター。
いわゆる群像劇だ。この手の物語はかなり好みだ。ガキんちょが大人になる過程で通るアホなこと、というのはベタなのだが、嫌いになれない。リチャード・リンクレーターがこんなものをとっていたのか。ただ、ピンクとウッダーソンを通じて「管理されること」への抵抗を描き、一般に言う「成功者」とはならなくても自由でありたい人を描くのはやはり、リンクレーターだな。
喋ってばかりいるオタクグループはあたしだな。ミッチの復讐劇シーンは最高。いけてる女子ダーラは論理男トニーが好きなのか。
洗車機で女の子たちを洗うシーンだが、今だったら洗浄液があったりごしごしとまわるものがあるから、人体には危険。70年代ってなんだかんだ牧歌的に見える。実際にはベトナム戦争など牧歌的どころではないのだが。
主役は結局ピンクか。フットボールを辞めようと思っている男の子。シモーヌという彼女がいてもジョディと付かず離れずの関係か。なぜか仲裁役を買って出ることが多い。
ガキの尻を叩こうと狙っているオーバニオン役のベン・アフレックはかわいい。
ミラ・ジョボビッチはモデルから女優に転身するころなのだろうか。戦う女なのを隠している。台詞があまりない。
アダム・ゴールドバーグが若いね。
マシュー・マコノヒーのウッダーソンは高校生を見守る少し年上の男、か。ただ、この手の大人って寂しいやつなんだけどな。
そんなところか。この手の話は好きだが、くだらないね(ほめてる)。