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コンスタンティン

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ジョン・コンスタンティンには、普通の人間には見えないものが見える。
末期の肺ガンに冒されてもタバコを吸い続けるヘビースモーカーである彼は、厭世的ですさんだ生活を続けていた。
生まれたときから備わった「特殊な能力」で、超常現象を専門に扱う変り種の探偵を生業としている。普段は誰も気づかない、
この世のわずかな空気の乱れを敏感に察知するコンスタンティン。異変はすでに起こりつつあった。友人の神父から依頼を受け、
悪魔に取り憑かれた少女のもとへ赴いたコンスタンティンは、いつもの悪魔祓いの儀式の途中で、言い知れぬ恐怖を覚える。これまでとは何かが違う…。
長い間保たれてきた天国と地獄のバランスが崩れ去ろうとしている予感。それを裏付けるようにコンスタンティンの周囲で蠢きだす不気味な出来事の数々。
病魔に冒された現実と、得体の知れない謎を抱え込んだ彼のもとに、アンジェラ・ドッドソン刑事が、自殺した姉妹イザベルの死の真相を探るべく、
協力を求めにやってきた。アンジェラの頼みをいったんは断ったコンスタンティンだが、その背後につきまとう悪魔の姿を見て、
彼女こそが謎を解く鍵を握る人物と知る…。この世とあの世の境界線で、いったい何が起ころうとしているのか?ただひとつ確かなことは、
かろうじてこの世を成り立たせてきた危ういバランスがついに崩壊を始めたということ。
それは、終末への序章なのか?越えてはいけない一線を越えて、何かとてつもないことが動き出そうとしているのだ—–。

Constantine 2005年

感想

監督はフランシス・ローレンス。

無の理。姉さんは宗教的な人間ではない。しかし、1000年の信仰のある宗教を茶化すのは好きではない。

キリストを刺した運命の槍(ロンギヌスの槍)がメキシコで見つかるのは良いとして。1500年代くらいに船で行ってても変ではない。ガブリエルを演じるのが女性なのは構わない。天使にも性別はない。

でも、多分カトリックでもプロテスタントでも、聖書の解釈が違うということは異端を意味するし、人間の旧約聖書のコリント書にない、コリント書17章1節というのは異端そのものでしょう。

プロテスタントを自称する妙な新興宗教は別として、東方教会や、アルメニア教会に、エチオピア正教会に、イギリス国教会ではどうなんですかね?受け入れられるものですかね?無理じゃない?

意外かもしれないが、「キリスト教的世界観に基づく作品」そのものへの抵抗はあんまりない。そもそも、姉さんは、ラテン語でSumma Theologiaeをちらりと読んだことある程度には、キリスト教的世界観には詳しい。姉さんに向かってキリスト教世界観の理解がどうのと言うならば、Summa Theologiaeを全部ラテン語で読み込んできてからにしていただきたい。

本作は敬虔なカトリック信者を出しておきながら、例えば大天使ガブリエルの堕天、ルシファーによる救いというのは、「敬虔な信者」そのものを完全にエンターテイメント化している態度で、まさしく不遜そのものでしょ。

同じくキリスト教的世界観でエンターテイメントにした、「ジェイ&サイレントボブ 帝国への逆襲」や「ドグマ」にはこの不遜さはない。神に性別はないし、処女懐胎した聖母マリアには、その後、人間の女性としての生活があったという話だもの。

キアヌ・リーブスが犬をXされて激おこになるという話を見たかったんだけど、犬ってシャイア・ラブーフのこと?別の話?

姉さん、最近当たりが悪いぞ…

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