1993年10月3日。東アフリカに位置するソマリアの首都モガディシオに、100名の米軍特殊部隊の兵士たちが舞い降りた。彼らの任務は独裁者アイディート将軍の副官2名を捕らえること。当初、作戦は1時間足らずで終了するはずだった。しかし、2機の最新鋭ブラックホーク・ヘリが撃墜されたことから、兵士たちの運命は一変する。仲間の救出にあたる彼らは、想像を絶する地獄絵図の真っ只中に取り残されることになった・・・。
Black Hawk Down 2001年
感想
監督はリドリー・スコット。
アメリカ映画の素晴らしいところは、アメリカ軍の失敗を商業映画にして成功させることだ。
もちろんそこにはプロパガンダが入る。
例えば、クリント・イーストウッドであれば戦いの虚無感を強調させただろう。リドリー・スコットは、失敗した作戦であっても、ベストを尽くした軍人たちを讃える。同時にその作戦でどれだけのアメリカの青年の血が流れたかを強調する。ストーリー展開はただただクロニクル形式で見せる。徹底的に語り手の主観を排除しようとする姿勢である。
そこでどう感じるのか。私は厭戦気分であった。
主演は懐かしのジョシュ・ハートネット。彼は何をしているのだ、最近は。
さて、「ホビット 決戦のゆくえ」以来のオーランド・ブルーム祭りで見た。
ソマリアに初任という役であったのはわかったのだが、彼の役は私には生死不明である。
アメリカ映画で米軍ものなのに監督はイギリス人。そしてキャストもイギリス人だらけ。
ユアン・マクレガーはジョシュ・ハートネットの次くらいに写っていた。
トム・ハーディもそこそこ写っていた。
気付かなかったがキャストの中にヨアン・グリフィズまでいる。
なんなんだ。