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ビッグ・トラブル

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チャーリーは失業中の作家。ひょんなことで知り合ったガスに誘われ、犯罪に手を貸すことに。ポルノサイトにアクセスしていた牧師を恐喝し、金を奪おうというのだ。しかし、計画は思わぬ方向へ。チャーリーは誤って牧師を殺してしまう…。

Big Nothing 2006年

感想

監督はジャン=バチスト・アンドレア。

82分と一時間半もいかない尺なのは良かった。ラストもハッピーエンドではないのも良かった。
ミミ・ロジャースの頭に斧が刺さってるシーンでは不覚にも爆笑。

けれど何が悪いのだろう。
テンポも悪くないのに、殺人シーンがコミカルではないせいか、ちっとも面白くないのだ。
主役のデヴィッド・シュワイマーの間抜け面(本当はどんな方かは不明だが)のせいで、「チャーリー」の設定「博士号持ちで家庭持ち。頭の中は知識で一杯だ。作家を目指し、執筆を続けるが、出版できそうもなく、警官の妻に頼りっぱなしだ。」のうち、「妻に頼りっぱなし」だけしか見えない。それも「だめ男だろう」という雰囲気で、妻子を愛する父親、には見えない。ところどころに知識を披露するシーンもあるが、なんとなく「自閉症だが頭の中には知識がたくさん詰まっている」役を演じているように見える。面白くなくなってしまった原因の半分はこの人のせい。

サイモン・ペグはヒールのガスを演じているが、つかみ所のない人物を好演している。が、エドガー・ライトの撮影ではない、というか、自分の脚本ではないせいか、生きてこない。

ジョージー役のアリス・イヴはなんとなく、若い頃のニコール・キッドマンを連想させる美人さんだ。ビッチな感じが上手いのだが。

ストーリーは良いし、主役以外の演技も良い。なのに、何かが悪い。言わば、食材がバスケットの中に入っていて、一つをのぞき、各食材はおいしいのに、出来上がった料理がくそまずい、そんな感じだ。その料理はなぜそうなってしまったのか?ただ一つのまずい食材、そして組み合わせと手順だろう。つまりただ一つのまずい食材をも使ってしまった料理人のせいなのだ。

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