過酷な環境で命を育む動物たちー過酷な自然環境から一見すると命の存在を感じることのできない砂漠。
しかし、そこに暮らす生命は、植物は言うに及ばず、昆虫から両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類まで実に多彩だ。
彼らは厳しい環境の中で命を育み、次の世代へと命をつないでいる。
それはまるで彼らが命の大切さを知っているようにも見える。
本作は砂漠に生きる動物たちの生態をとらえた傑作ネイチャー・ドキュメンタリーである!
The Living Desert 1953年
感想
監督はジェームズ・アルガー。
ディズニー作品。
アメリカの砂漠に生きる生き物のドキュメンタリー映画。
ディズニーと言えば動物。動物と言えばディズニー。
キュートな動物の描写に定評があるが、本作においては実写。
その動きがたまにディズニーアニメのようだった。
本作が生物ドキュメンタリーものの先駆だったのかもしれない。もちろん、カラーだ。
これ、第二次世界大戦終結からたった8年しかたっていないのだ。勝てるわけがない戦争であったと言わざるを得ない。
孫子も言うではないか。敵を知り己を知れば百戦危うからずと。