2002年から2016年まで、ポール・W・S・アンダーソンと、ミラ・ジョヴォヴィッチのコンビでよくやったなあと思う。しまいには結婚までしましたからね、この二人。
こうしてみると女優映画だったし、2002年に始まったのに、「アリス」にミソジニー的要素がない。セクシーさすらない。ただただ、戦士という、ヒロインです。
それぞれクオリティーが微妙ではあるのだが、アリスはハリウッド映画の中で新たなヒロイン像の一つを提示したとは言えるのではないかなあ。
バイオハザード
巨大企業アンブレラ社が地中深くに作り上げた秘密研究所ハイブ。ここで開発中のウィルスが何者かのよって空気中に漏洩した。
メインコンピューターは汚染が地球に拡大するのを防ぐために研究所を封鎖。これによってすべての所員の生命が失われた。
アンブレラ社は特殊部隊を派遣するが、ハイブに進入した彼らをまっていたのは、ウィルスがもたらした戦慄すべき光景だった・・・!
Resident Evil 2002年
感想
監督は、ポール・W・S・アンダーソン。
ミラ・ジョヴォヴィッチのアクションはフィフス・エレメントからのおなじみ。ですが、今となってはバイオハザードの人になってるくらい、バイオハザードの印象が強いですね。
そしてミシェル・ロドリゲスがいいんですよ、ミシェル・ロドリゲスが。
バイオハザードII アポカリプス
アンデッドの街と化したラクーンシティでアリスは生存者のジルたちと行動をともにしていた。そこへ、全ての元凶<Tーウイルス>を発明したアシュフォード博士から電話が入る。彼は街に核爆弾が投下されると告げ脱出を手引きする代わりに、娘の救出を要求する。さらに、背後には追跡者”ネメシス”の陰も忍び寄っていた。最悪の結末まで、あとわずか。果たして彼らは、無事に生き残れるのかー。
Resident Evil: Apocalypse 2004年
感想
監督はアレクサンダー・ウィット。ポール・W・S・アンダーソンは脚本です。
ところが、起き上がるシーンは完全にフィフス・エレメントでおいおい、それでいいのかと。
前作が「ハイブ」ならば、本作の舞台はラクーンシティー。
ここでアリスは感染してたのね。そしてアリスは進化を遂げていることがわかる。
バイオハザードIII
ラクーンシティでの惨劇から数年後、T−ウイルスの感染は世界中へ広がり、人類はアンデッドへ、地上世界は砂漠へと化していた。さらにアンブレラ社では”アリス計画”が始動し、アリスのクローン実験が繰り返されていく、そんな中、独り世界を彷徨うアリスは、離れ離れになっていたカルロスたちと再会、そしてクレアと彼女が率いる武装集団も新たな仲間に加わり、燃料や食料を確保するため荒涼のラスベガスへ向かうのだが・・・。
Resident Evil: Extinction 2007年
感想
監督はラッセル・マルケイ。ポール・W・S・アンダーソンは脚本です。
スタートは毎回お馴染みのフィフス・エレメント的なオープニング。そして砂漠にもアンデッドが…と、また広がる。
今回はクレア車団との話。
バイオハザードIV アフターライフ
ウィルスによって破壊された世界で、ゾンビ達の犠牲者は数を増すばかり。アリスは生存者を捜しながら、安全な場所へと皆を避難させることに奔走していた。アンブレラ社とアリスの戦いは新たなステージを迎えていた。そんな中、アリスの旧友が現れる。ゾンビ達から逃れ、新しい安息の地ロサンジェルスへと向かうが、そこは安息の地ではなくおびただしい数のゾンビ達がはびこる、死の街と化していた。アリス達はこうして罠へと足を踏み入れていく。
Resident Evil: Afterlife 2010年
感想
監督は、ポール・W・S・アンダーソン。
ひでー映画だ。
何がひどいって、カメラワークの単調なこと。全体のキレが悪いのに持ってまわったようなスローモーションの多用で飽き飽きしてしまう。マトリックス以来の弾丸が飛んでくる様子とか。アメリカのホラーのクラシカルな手法の、静寂の中からわっと何かが出てくる様子とか。どれもぴしーっと締まった映画でやれば効果的なのだが、ぬるい映画では逆効果。
中華系の映画に見慣れると、多少強引な設定も「ああ、またやったのね」程度に生温く見つめることができる。けれどこれはひどい。中華クオリティ以下だったのはビルの上で飛行機が着陸するシーン。ラスト、落ちかけた飛行機に人が飛び乗って、てこの原理で戻す、というのだが、あの飛行機は着陸までにめちゃめちゃいろんなものにぶつかって壊しまくってる。でも凹まないということは非常に硬い。おそらく、重い。機体は前方が重いタイプで胴は短め。高々100キロのあんたには無理だよ…
香港映画でも見て出直しな。時間を無駄にした。
バイオハザードV リトリビューション
アンブレラ社が開発したT-ウィルスが蔓延し、地球はアンデッドに覆い尽くされようとしていた。人類最後の希望であるアリスは、アンブレラ社に囚われ、ある極秘施設の中で目覚める。アリスはその巨大な施設から脱出しようとするが、気がつくと東京、ニューヨーク、モスクワなどの壊滅したはずの都市に移動している。実は、その施設には、世界を覆す驚くべき秘密が隠されていた。しかも、全ての背後には、アンブレラ社をも裏切った最凶の黒幕が・・・・・・。元仲間がアリスを攻撃し、かつての敵が手を差し伸べる。アリスは誰を信じ、何を疑えばいいのか?最終決戦に向けて、アリスの壮絶な戦いが始まる!
Resident Evil: Retribution 2012年
感想
監督は、ポール・W・S・アンダーソン。
アンブレラ社は東京やモスクワを模した都市を作り、実験をしていた。という設定。
結局、女優映画だったのかと思う。
ミシェル・ロドリゲスが出ていないと面白くないし、役に立つようで役に立たないリー・ビンビンとか。リー・ビンビンはアジア映画で見れば大変に目鼻のくっきりした美女なのだけど、ミラ・ジョヴォヴィッチに並ぶとそうでもない。
バイオハザード ザ・ファイナル
人工知能レッドクイーンとの戦いに敗れ、瓦礫の中で独り目を覚ましたアリス。そんな彼女の前に廃墟のコンピューターを通じてレッドクイーンが現れ、48時間以内に人類は滅びること、そしてそれを食い止める方法を告げる。敵からの思いがけない言葉に半信半疑のまま、アリスはラクーンシティへと向かう。 滅亡へのタイムリミットが刻一刻と迫る中、命を捨てて最後の戦いに身を投じるアリス。やがて明らかになる、彼女にまつわる重大な秘密とは?想像を絶するファイナル・ファイトの果てに見えるのは、希望か、それとも絶望か……!?
Resident Evil: The Final Chapter 2016年
感想
監督は、ポール・W・S・アンダーソン。
クレアが再登場。オチはクローンだった。
そりゃ設定に問題があって、クローンがオリジナルと全く同じ年齢になるということはない。
クローンにはクローンの成長があるわけで。なぜまた全く同じになるのか。(それをいうと、このオチは無くなるのだが。
AliceはAlicia。