平凡なOLのユウコ(星野真里)はカフェの軽薄な店員ユタカ(西島秀俊)に抱かれるが、彼にはみどりという彼女がいるという。ユタカに嫌われまいと、何も言わずに彼と付き合い続けるユウコ。無理やりカラオケスナックのホステスにされたり、まだ10代のグラマラスな店員・真希(岩佐真悠子)にユタカをめぐってライバル宣言されたり、ぎくしゃくしながら曖昧な関係は続いていくが…。
2005年
感想
監督は古厩智之。
西島秀俊、悪い男だ。誠実そうな男も、不誠実で酷薄な男もどちらも演じられるのは素晴らしいけれど。ところで、腕とかつるつるにするなら、足もつるつるにしようじゃないか。あと、鼻の感じがマーティン・フリーマンに似ていた。若いせいかほほがすこしふっくらしていたからだろうか。
そういや、ああいう男が学生時代いたなあ、と思う。お互いに好みではないので友情すら成立しなかったが。
ところで、星野真里の演じたゆうこだが、ああいうタイプの女って嫌いだ。もてるとだらしないのと区別がついてない感じ。「ゆたかだけ」というけれど、おそらく他の男にもこう。「ゆたかだけが好き」というのだろうけど、自我があるのだろうか。酔客にお尻を触られても黙ってる。「ゆうこちゃんはそういうのが好きなのかねえ」とママに言われるが、私だってそう思う。
そういえば、こういう女も学生時代いたなあ、と思う。女の私から見てもこのタイプはすぐにわかるのだが、男から見るともっとわかりやすいだろうなあ。しょっちゅう既婚者とすったもんだしていた。もてるとだらしないの区別がつかない(けれど相手にされない)タイプの女の子に「○○ちゃんはもてるから」と言われていたなあ。で、そのせいで敵を作りやすいのだった。ある女の子が好きな男に告白しようとしたのだがこの○○ちゃんがかっさらったのだ。で、別の男がやってきてこの○○ちゃんはそっちにふらあっと行ってしまうから、元々振られた女の子がかんかんになる、というわけのわからないこともおきていた。
で、この○○ちゃんと悪い男が結構仲が良かった。やってたのかどうなのかは知らない。(というか、知りたくない)
ま、本作には共感できなかった、というわけで。