エリート刑事が田舎に左遷!?平穏そのもので退屈な町だが、どこか陰気なムードが・・・。そして、なんとも恐ろしい連続殺人事件が発生した!
Hot Fuzz 2007年
感想
監督はエドガー・ライト。脚本はエドガー・ライトとサイモン・ペグ。
コメディでもっともおかしいのは、演じている本人が決して笑わないタイプのものだ。サイモン・ペグは翻弄されて困り顔、ニック・フロストは終始飄々としている。サイモン・ペグがつっこみ、ニック・フロストがぼけ、というわけか。
愛してやまない香港映画は俳優の裸、ゲロとグロの描写に定評があるが、これは元々香港の宗主国だったイギリスの影響だったに違いないと思う。サイモン・ペグは脱がなかったと思うし、ニック・フロストのだるだるなお腹なんて見たくはないのだが、もうグロいグロい。平気で人の頭をトマトかなにかのようにつぶしたりするのだから。一歩間違えると悪趣味なのだが、編集が上手いのかとても笑えるグロだった。グロがだめな方にはおすすめできない。
「おばか映画」扱いされて公開されたが、イギリス映画だもの、いわゆるアメリカ的馬鹿映画ではないし、日本的な内輪で終わってしまう映画でもないのだ。日本語の「俺たち」うんぬんはつけない方が良かった。
サスペンス仕立てだがばらしたって構わないだろう。いや、やめておこうか。反転させて下さいませ。スマホでは効かないかな。本作は平凡なおばさんが銃をぶっぱなし、隣のおっさんは殺人鬼、そんな素敵映画なのだ。
困ったのは「シャーロック」のワトソン役、マーティン・フリーマンが首都警察の巡査役で出ていたらしいこと。気づかなかったよ、君。もう返却しちゃったしなあ。
こういう閉鎖的な社会にすむのは嫌だけど、見た目は綺麗そうだ。
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