つきせぬ想い

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ひとりのミュージシャンと不治の病に冒された少女が織り成すピュアなラブロマンス。商業主義に合わず、鬱屈した生活を送るジャズミュージシャン・キットは、ある日リンという少女と出会う。快活な彼女と触れ合うことで、キットはやる気を取り戻すが…。

原題:新不了情 1993年

感想

監督はイー・トンシン(爾冬陞)。作風がちょっと暗いよね。

なんと退屈なんだろう。特に難病ものは苦手ジャンルだというのもあるだろう。欺瞞を感じるのだけど、このキットの浅ましいこと。トレイシーの人の良いこと。ミンも上手い具合に死ぬなんて都合の良すぎる女だ

トレイシーは確かにお金にうるさい。それも仕方がないではないか、キットの不機嫌さはトレイシーは成功したが自分が成功しないことにある。だから、トレイシーはキットを世に出そうとするのだ。気に食わないキットの自習制作CDだが、トレイシーは「いいCDだから送ったわ」と仲間に売り込もうとすらする。それがキットは気に入らない。自分で、自分の力で成功したいのもわかるし、トレイシーの行為が「男のプライド」を傷つけることもわかる。それにしても浅ましい、小物だ。

そんなトレイシーを捨てて、もっと若い女の子を文字通り喰う。二人で一つ曲を作り、そしてミンは死んで行く。トレイシーはキットとミンの作った歌を歌い、そしてキットはトレイシーの元に戻るだろう。

ああ、トレイシーからしても、ミンからしてもなんて救いのない話なんだろう。こんな話に出てくる女は一体本当にいるんだろうか。男の妄想の中にだけいるんじゃないだろうか。

ただ、イー・トンシンらしいなあ、と思ったのは、ラストシーンだ。夜中にミンがふと起き上がり、キットに「まんじゅう飴が食べたい」というのだ。キットは必死にまんじゅう飴を探しまわる。ようやく見つけたまんじゅう飴を持って病室に帰ったときには、病室は鳴き声であふれていた。そこで、ミンの死に顔を写すことなく、鳴き声とキットの顔だけで終わるのだ。このワンシーンだけは見るべきだ。

ラウ・チンワンは昔からおっさんだ。29歳にはちっとも見えない。

オープニングのカリーナの歌が終わったあと、チャラ男がカリーナにまとわりつくのだが、トニー・レオンだった(違う?)。あれ?この映画トニー・レオンだった?と思ったくらいしっくり二人が出来上がっていて、カリーナとラウ・チンワンができているようには見えなかった。ゲスト出演なんだろうけど、本物の彼氏を連れて来るとそっちとできてるように見えるから。

カリーナ・ラウも昔から変わらない。ワンピースが多いのだが、そういえば、ちょうど1993年頃、私は小学生だった。叔母はまだ30そこそこでこんなワンピースをよく着ていたなあ、と思った。

つきせぬ想い

つきせぬ想い

アニタ・ユン, ラウ・チンワン, カリーナ・ラウ
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