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ファイアー・レスキュー

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クリスマスイブの夜、気温が異常に上昇した香港の街は灼熱の暑さでパニックに陥る。

香港最大の発電所にも過度の負荷がかかり、多くの危険が発生していた。

事故に備えて厳粛に待機する消防局。

サム(ニコラス・ツェー)、チウ(ショーン・ユー)、イップ(アンディ・オン)の3人は10年間生死を共にした仲間だったが、今ではそれぞれが胸に思いを隠していた。

エリート隊員だったサムは異動で消防局を離れることになったが、納得できないでいる。

イップは巧みに人脈を築き、最も早く昇進した。チウは屈託のない性格だが、結婚生活がうまくいかない。

その頃、香港消防局にホイ・ヨン(フー・ジュン)が赴任してくる。

教育係の老兵(サイモン・ヤム)は何かにつけ難癖をつけるが、彼自身も心の中に解けないわだかまりを抱えていた。

そんな中、発電所が大火災を起こし、香港はかつてない暗黒の闇に包まれる。

消防隊員たちは突入し、先の見えない暗闇の中で襲いくる煙と戦う。

彼らは人々を救出し、心の中の煙を振り払うことができるのだろうか…! 

2013年 原題:救火英雄

感想

見たのは九龍塘のAMC。

最近、「香港映画」が香港を舞台にしない映画が多かった。しかし、本作は「香港」。もろに「香港」。もちろん、胡軍がいるし、発電所の女は普通話(マンダリン)が得意な大陸の女。そう言う意味では現代香港であると言える。

なんとなくダンテ・ラムっぽいなあ、と思うのは、皆訳ありの人だ、ということだろうか。新人の息子が火事でなくなっているところや、どんどん人が死んでいくところとか。そしてちょっとイージーだな、と思うのは、チルの息子の紙飛行機だろうか。

さて、俳優である。
ダンテ・ラムのミューズはいつもひどい目に合わされるおっさん(リウ・カイチー)だと思うのだが、今回もいるのでますますダンテ・ラムっぽくなってくる。上司として。「逆戦」でニコラス&ジェイと親子を演じていた二人である。今回この人は死ななかった。ダンテのミューズだから、デレクは殺さなかったのだろうか??

ニコラス・ツェー
影のある男、ということなのだろうか。あまり演技の幅の大きい人ではないと思う。それでアクションの少ない役(あってもヘルメットとか被ってるし)を演じているが、正直、成功したとは言えない。彼女からの電話をあんなに拒否してたら、そりゃ、出て行かれるわ。わかってるから、出たくなかったのかな。

ショーン・ユー
演技の幅、という点ではこっちの方が上じゃないかな、と思う。コメディができる、という意味だが。しかし、この人、「インビジブル・ターゲット」といいホモ・ソーシャルな作品では一匹狼の役をすることが多いなあ。

ま、「香港」が舞台だった、というところだろうか。
途中、ジャッキー・チェンが出てくるのだが、「一年後」の字幕とともに出てくるからあれ??これってSF?と思ってしまった。メタだよ。お楽しみに。ただ、ジャッキー・チェンが出てくるとげんなりしてしまう。(なお、香港ではジャッキーはむしろ、売国奴として憎まれているといっていい。)

ショーンのラッピングバスは見たのだが、撮影し損ねたのである。

ファイアー・レスキュー

ファイアー・レスキュー

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