花様-たゆたう想い-

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看板芸妓でありながら愛を求める姉 愛を捨て芸妓として生きる決意をする妹 美人姉妹をとりまくはかない愛のゆくえは―
300年前の中国。双子の姉妹・小雪(シャオシュエ)と小霜(シャオシュアン)が漂着したのは“流嶼島”だった。“花漾楼(かようろう)”という妓楼の女主人に拾われた二人は、ある秘密を胸の奥にしまいこみ、芸妓としての生き方を歩む。しかし海賊の青年と管弦楽器の若き師匠によって、彼女たちの愛と運命はまるで水面に浮かぶ花の様に、次第にたゆたい始める―

原題:花漾 2012年

感想

監督はゼロ・チョウ(周美玲)。

8人かよ。8人。4人の話が、ひっくり返すから8人になる。

二時間あるので、一人あたり持ち時間が15分しかない。それぞれが二人程度と一緒にいるけれど一人の人間を描くのに15分では足りない。人数が多すぎて焦点がぼけてしまう。やるなら、ドラマですべきだった。もしくは、小雪と小霜の二人に焦点をあてるべきだ。

女主人とハイの関係は二人が一緒にいるだけで十分わかる。あんな場所でやくざ者がいなくて妓楼なんてやっていけるわけがないのだから。李を手玉にとるところだが、李の奥方がいい人すぎてどうして小霜に走るのかがわからない。男はおそらく引け目を感じているのはわかるのだけど、その男の屈折は表現すべきなのだ。ハイが奥方に走るパートは不要だった。このあたりを削るだけでずいぶんと作品の質は上がっただろうに。

私であれば、講談師になった楽師を狂言回しに昔語りをさせるなあ。
昔々。外洋の島があった。そこに双子の芸妓がいて・・・という物語。

小雪を演じるミシェル・チェンは生で見るととても健康的な人だろう。しかし、画面で見るとむちむちに見える。まるで肉まん。顔だけがむちむちなのかもしれないけれど。主婦になったラストは頬を少しすぼめて何も喋らない、くらいしたほうがよかった。ジョセフ・チェンはやはり台詞回しが下手だ。情けない男の役を好演していたけれど。

見事だったのは小霜。アイビー・チェン、ますます腕を上げた。台湾印の元気娘に見えるのだが、少し屈折した役をさせると輝く女優だ。「ブラック&ホワイト」の陳琳しかり。病気をうつさないために好きな男をわざと傷つけて突き放す苦しみ。うまいなあ。やはり小霜と小雪に集中すべきだった。

アイビーの相手役のジェリー・イェンは完全に子犬になっている。気の強い女に屈服させられて、嬉々として鼻面を引き回されるのは得意芸だったか。ラストシーンにパオハーがいたけれど、赤い着物を着ている。役人になったのかな。

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チェン・イーハン, ジェリー・イェン, ミシェル・チェン, ジョセフ・チェン
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