百年の歴史を持つ名門・聖英学院には「霹靂(へきれき)MIT」という秘密の組織があった。
学園を守るために作られた霹靂MITは、キャンパスの平和を揺るがす事件が起きると出動し、事件を解決する正義の集団だった。
だが、さまざまな理由でいつしか霹靂MITは消滅し、いま学園に残っているのはかつてメンバーだったチェリー先生だけ。
ところがそんな学園に再び不穏な事件が発生。学校側は霹靂MITの再結成を決定。
その指揮を託されたチェリー先生は、新メンバーに天才的な頭脳を持つシードゥー、フイホン、フーハオ、推理小説オタクのシャオシンら4人を選ぶ。
キャンパスにしのび寄る闇勢力の影に、果たして彼らはどのように立ち向かうのか・・・!?
原題:霹靂MIT 2008年
感想
ストーリーはゆるゆる台湾ドラマにしてはゆるさも無駄もあまりない。たまにコメディになるのだが、台湾ドラマに慣れるとこれくらいのゆるさはゆるさに入らない。
この聖英大学は、日本語字幕だけでなくきちんと画中に出てくる文字でも「大学」だ。台湾で高校は高中だもの。けれど、生徒たちは管理され、制服を着ている。なんとなく、高校、しかも偏差値低めの進学校()っぽいイメージだ。台湾では大学院進学が前提になっているのだろうか。「流星花園」も「花様少年少女」も日本では高校が舞台だが、台湾では大学を舞台にしていて物語がきれいに、しかもなかなかリアリティを持たせてあったのだが。いまいち台湾ってわからない。
しかも、こんなに事件がおきてばかりの私立大学はおそらく退学者が続出し、さらに入学者がいなくなって倒れるし、警察が入らないわけがない。まあ、物語上のことだろう。
結局出生の秘密ものに落ち着いてしまうのがもったいなかった。しかも、やっぱりマザコンものだし。
今回のアーロンはいつも眉根を寄せた感じだ。にっこりと笑うときれいな人なのにもったいない。最近顔が「変わった」のだが、鼻筋はとてもきれいなのに、変える必要はなかっただろう。アップになると少し歯並びが汚い。日本だったらデビュー前に矯正するだろうなあと思うが、台湾では気にならないのだろう。むしろ、歯並びを「変える」べきだった。
演技は一本調子なのがちょっと残念。
鬼鬼がぎゃーぎゃーうるさいうるさい。
けれど台湾ドラマの劣等生ヒロインにしてはかわいい。ぷりんとしていて女優にしてはなかなか太って見えるのだが。おそらく首がみじかいせいだろう。ブレザーだからよくわからないが、おっぱいも大きそうだからかもしれない。腰から下を映したときは足は細くすらっとしている。演技も下手ではない。が、女にも男にも嫌われるタイプ。。。
ショウ・ルオと良く一緒にいるのがこの人、小鬼。ショウやアーロンの隣で見るとイケないのだが、ピンで見ると結構かわいい顔をしている。ただ、演技が小猪(ショウ)よりも大味だ。
陸廷威はプレイボーイの184だが、確かになかなかいい。かも。
ファン・ウェイチーは、「あすなろ白書」から演技が変わらない。ただ、容姿も変わらないのは素晴らしい。
田麗は妙なまでにセクシーな大地真央、と言えばいいだろうか。良く似ている。
厳しい天使先生だが、息子の苗字も陸、ということでシングルマザー、しかも離婚したり死別したりしたわけではなく、未婚の母なのがすぐにわかる。もちろん、これがヒント。