世界大戦後の荒廃したニューヨークで戦火を生き抜いた元SWATの敏腕女性隊員デュナンと、その相棒・サイボーグとなったかつての恋人ブリアレオスは未だ戦いの日々を送っていた。終わりの見えない戦いの中、人類が生み出した理想都市オリュンポスでの安息を夢見る二人の前に突如現れた1人の少女。オリュンポスから来たという彼女は謎の追手に追われていた。少女と行動を共にする中で、二人は彼女の身体に秘められた秘密を知ることになる。それは世界を、地球を破壊し尽くすほどの巨大な力の鍵だった──。
2014年
感想
監督は荒牧伸志。
ふーん。
日本のこういうSFのつまらないのって、「のび太系の男の子が誰かを救うために立ち上がる」系が多いから。
誰かはあなたが覚醒するためにあるんじゃないんですよ。
しかし本作ではデュナンは女だしすでに覚醒ずみ。その能力を開花させたわけでもなく、傭兵としての経験に基づきアイリスを助けようとして助けることができない。キャラクターの絵作りで傭兵のデュナンがあんなに肌を露出させて歩くわけないだろうと思うのだが、そこの他はミソジニーから解放された作品であった。
本作はオールCG処理されている。こういう時代にこそ、生身の人間の体温の感じられるような作品が、拳の痛みが感じられるようなアクションが見たいものだ。
ルーシー・クリスチャン, デヴィッド・マトランガ, ウェンデル・カルヴァート, クリス・ハッチソン, アダム・ギッブス, ブリーナ・パレンシア, ジョシュ・シェルツ, エリザベス・バンチ
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