これは、未来へと残す永遠の物語
マイナス50℃、時速100キロのブリザードの中で産み落とした子供を命がけで守り、傷ついた氷の
世界へと旅立たせるホッキョクグマが、めまぐるしく移り変わる壮大な光景の中へと私たちを導いて
いく。神秘の牙を持つイッカク、氷河期の生き残りジャコウウシ、敵から子を守り水中で乳を与える
セイウチ、生まれて三週間で親から離れ大洋に泳ぎ出る子アザラシ、驚異の跳躍を見せるザトウクジ
ラ、1000キロの危険な旅に挑むカリブーまで、未知なる氷の世界には煌く世界が溢れている。氷
が崩れ、海に沈み、彼らの住む世界が失われつつある今、ここで描かれた光景は、数十年後のこされ
ているかどうかわからない。
La Planète blanche 2006年
感想
監督はティエリー・ラゴベール,ティエリー・ピアンタニダ。
鳥が海の中に潜っていくシーンがすさまじく綺麗だった。
この美しい北極の環境だが、北極航路なんて開かれたらすぐに失われそうだ。ほら、小笠原の赤さんごのように、そこにあるんでしょ?なんで取らないわけ?という人たちが入ることになるから。