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仿生人间

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一気に見終わっちゃった。SFですね。「仿」は模倣の「倣」。模倣人間をめぐる話。

実はこれ、陳正道(レスト・チェン)なんですよ。「花蓮の夏」の。

お話は。

近未来にて。人類は「仿生人」を作り出した。仿生人は植え付けられた執着に固執し、執着対象を保育したり、忠実な社畜になったりするのだが問題が起き始め、禁じられた。「明眸」という組織が仿生人関連の事件を扱う。調査員の程诺と沈立はコンビだが、沈立は仿生人を敵視する程诺についていけない。ある事件で、沈立は大学の後輩の安秋を心理学の専門家(小児精神科医?)として頼った。沈立が襲われ、安秋は明眸の採用試験を受ける。

正直なところ、程诺と安秋、どっちが??だし、ああ、こっちなのね、と判明すれば程诺の母親の陳博士が…など結末が見えなくはないのだけど、そこに至る過程が結構面白く見ることができた。

一話目が50分越えなのに途中が40分に満たないものもあったり、どこかで何かがバッサリと切られたんでしょうと推測しちゃうけど、話が急に展開したりということはなかった。

主題そのものは、単純。完全なネタバレなので、反転させるね。

12話の陳博士が安秋に言う「自分の人生を生きなさい」という、単純なお話。植え付けられた執着は取り除いたから、という理由をつけて、SFに仕立ててあるだけ。

物語に破綻があるとするならば、明眸に入るときにテストしますよね?ということと、多分主演二人の年齢。陳博士の事件が去年で、安静の事件が二年前という早さかなあ。沈立と安秋が大学の先輩と後輩なのだという設定もあって、もうちょっとスパン欲しいなあ。あともう少し沈立が陳博士と何らかの関わりがあったかなどがあっても良かったのかもしれない。いまいちつかめなかった。

ロケ地はどこなんでしょうね。学校の周辺など、まるで香港のミッドレベルのような雰囲気があるし。建物も結構古い。そして「ここは台湾です」って言っても通じそうな湿度のある寒さ。青空のなさが香港なのかな?みたいな。湿度が高いと、コンクリートにカビが生えたり劣化が早まるから案外新しい都市なのかも。ただ植生を見ると香港ではなさそう。検閲は福建省で通ってるんで、厦門でしょうか。それともどこか福建省の都市の旧市街地のような場所を使ったのかな?

主演の程诺は宋威龍。ちょっとやさぐれてみたらしいけれど、似合ってない。なんとなく30前の頃のヴィック・チョウをイメージした雰囲気かなと思うけど、やさぐれ方が足りない。肌がツヤツヤすぎるwww。なんか毎晩10時間くらい眠ってる感じ、というか、5歳くらい若すぎるんだと思う。程诺が仿生人を暴くために彫刻家(人間)を抱くんだけど、なんか男子高校生と人妻ものを見てるようで見てられなかった。

程诺が安秋に自分の過去の話をしてそこからなんか懐いちゃってるのが、これがまた演出の問題なのか演技の問題なのか。

「血観音」(あ、書いてなかったね)で凄まじかった文淇が安秋。割に普通に演じててちょっとびっくりしてる。「あ、笑えるんだ」みたいな。ですから、あれは演技ですから…。文淇の演技の方がうまかった。さすが。

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