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マイケル・ホイ&Mr.Boo!シリーズ

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日本に入ってきた一本目が第3作の「半斤八两」でこれが、Mr. Boo!いうタイトルになってしまい、その後「Mr.Boo!」の冠をつけて日本に入ってくる。実際にはそれぞれ、独立した映画である。ただし、製作はゴールデンハーベストが多いし、監督と脚本はマイケル。役柄もマイケル・ホイと弟たちは全部に通ってるんだけどね。マイケル・ホイは本当に天才だと言っていいと思ったねえ。

一気に見ると辟易しかねないけれど、香港映画にしっかり向き合う(!?)つもりならば、避けて通れない道ではある。姉さんは、一時期がっつりと取り組んだのである。ということで、年代順に並べちゃうよっ!

一人の才子がまあるくなっていくのがよくわかる。

Mr.BOO!ギャンブル大将

詐欺師のアーマンとギャンブル狂の青年・キットがヤクザから大金をせしめることに成功するが、イカサマがバレてしまい…。

鬼馬讐星 Games Gamblers Play 1974年

感想

監督と脚本は、マイケル・ホイ(許冠文)。

音楽も担当するのが、末弟のサミュエル・ホイ(許冠傑)。

広東語においては、「文」が「マン」。「傑」が「キット」もしくは「キッ」という発音になる。この兄弟はそのまんまでやってるわけですよ。

本当にぐちゃぐちゃでどうしようもない。「賭城風雲」のチープな物語の方がすっきりして見えるほどだ。ただ、賭城風雲の原型はここなのかな、と思わされた。

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Mr.BOO!天才とおバカ

「恒生精神病院」で働く李は女好きの看護士。阿添は金に目がなくとことん不真面目な雑役。ある日、この精神病院に乱暴者の鄭明が入院してくる。鄭明は宝の在処を知る重要な秘密を持つ人物だった。そして鄭明の宝の秘密を知った李と阿添は、その宝を頂戴しようと企むが、欲に目の眩んだ二人は鄭明に振り回されることになるのだった……。
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天才與白痴 The Last Message 1975年

感想

監督と脚本は、マイケル・ホイ(許冠文)。相変わらず、音楽も担当するのが、末弟のサミュエル・ホイ(許冠傑)。

確かにブラック。だからこそ、第2作目であるにも関わらず、日本でDVDスルーになり、それも2013年ということ。「クラシック」としてしか楽しんではいけないタイプの話ですね。「白痴」ってMacでは素直に変換されないし。

予想していたのは天才がどこかにいて、もう一人おばかさんがいて、実はどっちもどっちでしょ、というものかと思ったらそうではなかった。

天才というのは自称鄭和の男だろうか。

さて、ホイ兄弟。
マイケルは今回も眼鏡をかけていない。眼鏡がトレードマークになるのはもう少し先なのだろうか。
Mr.BOO!直前のマイケルはスタイルをまだ模索中という感じだ。

サミュエルの細い口ひげ(マジックで書いた?)がイヤらしい。眼鏡で人の良さそうな目が隠されている。脱ぐシーンがあったのだが、本作より遥かに後の「フロントページ」の方が筋肉がある。あれはあれで微妙だったけど。

リッキー。今回は、というよりも今回も、脇役中の脇役。何をしていたかと言うと、プールサイドで姫に出会うシーンの直前。「何でも」トングでつかむという潔癖性のウェイター。このシーンは無駄に長い。ホイ兄弟は本当に運動神経良いわねえ。それにしてもリッキー、まだ二十代ではないのかと思うけれど、肌はもちもちしているのにひどい老け顔だ。

これは、作品内容上仕方がないでしょうね。動画配信はほとんどないです。

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Mr.BOO!ミスター・ブー

小さな探偵事務所を営むウォンの下に、カンフーが得意な青年・キットが入社してくる。ある日、爆破予告を受けた映画館から調査依頼が舞い込んできて…。

半斤八两 The Private Eyes 1976年

感想

監督はマイケル・ホイ(許冠文)。

そうです「キット」というのが「傑」。

香港が私の知ってる香港じゃない!って嬉しくなりましたのよ。

オープニングの靴で、とつけまわす相手の靴が厚底!!!!!スーパーの万引き女が妊婦を装って腹に入れていくのは面白い。

瓶の工場はVita!香港で見たよ〜。

ツインズ映画の「新世紀Mr.Boo!ホイさま カミさま ホトケさま」の服を脱がせる強盗も厨房での格闘も映画館の強盗もここからだったんだ。ということで、実は私もここからホイ兄弟探索に出かけたというわけ。

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Mr.BOO!インベーダー作戦!

TV局の専属タレント・チーマンに他局から移籍の話が舞い込む。しかし、今のTV局はなかなか契約破棄を認めてくれず…。

賣身契 The Contract 1978年

感想

監督脚本共にマイケル・ホイ。音楽がサミュエル。

もちろん「マン」という名前は「文」。

失敗したプロデューサーたちがこぞって投身自殺をして、重役たちはそれを楽しそうに見ている、というのはブラックユーモアも甚だしい。しかし、テレビ業界とはそういうものなのだろう。

最後に三人組が白紙契約を断るのだが、このタイトルって「売身契」。中国の古装劇に慣れた人は出てくるよね。自分の身を奴婢に落とす契約です。いわゆる、売春婦でもあるような妓楼の女たちだけではなくて、お金持ちの家で働く下人下女も、京劇役者もそういう契約で縛られてたっぽいですわね。

マイケルはテレビ局との契約が、そういう自分の身を奴婢に落とすようなものだって言ってるわけです。

本作は風刺作品であった。マイケル・ホイのすごさってこの風刺。

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新Mr.BOO! アヒルの警備保障

警備会社の鬼隊長・チョウは、社長の息子とは知らずに部下をいびってヒラ社員に降格。以来、かつての部下にいびられる羽目に。

原題 摩登保鏢 Security Unlimited 1981年

感想

監督はマイケル・ホイ(許冠文)。脚本はマイケルとサミュエル。音楽もサミュエル。なぜか日本のタイトルでは「新」とつくのだが、製作はやっぱりゴールデンハーベストで、何も変わらない。(日本の初めの配信会社が変わったのかしらね??)

まあ、今の時代には色盲男の話は微妙かもしれない。

話はあっちゃこっちゃ飛ぶ。それぞれの警備のアホな話が笑える。こういうのが見たいんだよ。

今回の主人公は色盲男を演じたリッキー。ホイ兄弟はあまり良く似ていなくて、仏頂面のマイケル、ダメそうな顔をしている(けれど、実は唯一のカンフーの使い手)リッキー、そして、イケメン役が多いサミュエル。顔に特徴があるし、キョンシー映画にも出演していたのでリッキーが一番見覚えがあった。

マイケル・ホイという人は極めて多芸な人だ。そして徹底的にユニーク。
監督と脚本、そして主演をするなら、ジャッキー・チェンのように自分が一番良い役、おいしい役をするのが普通だ。おいしいところは全部貰おうとするジェイ・チョウが異常なのではない。それが普通なのだ。
しかし、マイケル・ホイは共演する弟たち、とくにサミュエルに良い役を振り、自分は仏頂面でそのサポートにまわる。今回はリッキーに良い役を振った。サミュエルはいるだけで、陰に隠れがちなリッキーの為の映画だった。だから、兄弟三人で作れたんだろうなあ。

ちなみに、「アヒル」は全く関係ない。

難民女だが、1981年公開だ。82年生まれの私も記憶に微かに残っているのが「ボートピープル」。ベトナムからの難民だった。そういう時代か。

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新Mr. BOO! 鉄板焼

103歳の祖父を連れて路頭に迷っているところを、香港でも有名な鉄板焼レストランの婿養子に迎えてもらったジョニー。ハンティングが趣味で常に猟銃を持ち歩く義父と、嫉妬深い太っちょ女房に悩まされつつも、シェフとして店を仕切り、女性客には過剰接客も忘れない。そんなある日、理想の美女シーシーと出会った彼は、家族の目を盗んで猛烈なラブアタックを開始。ついに二人きりのフィリピン旅行に誘われるが……。

鉄板焼 Teppanyaki 1984年

感想

監督も脚本もマイケル・ホイ。本当にこれ、「てっぱんやき」。

今回弟たちは出てこない。
シェフの一人にリッキーがいたって良いのになあ。

音楽も担当していたサミュエル・ホイはシネマシティに出るようになっていて、そうです。前作警備保障が1981年。サミュエルは1982年公開のシネマシティの一番初めのヒット作「悪漢探偵」に出てるのよ。マイケル本人が「インベーダー」で描いたように、シネマシティに出る人をゴールデンハーベストの作品には出せなかったということでしょう。

気になったのはフィリピンの扱いだ。完全に未開の地扱い。

これは詰め込んだギャグが楽しかったくらいかな。それにしても、マイケル・ホイ、「落ちる」ギャグが多い。

新Mr. BOO! 鉄板焼

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帰ってきたMr.BOO! ニッポン勇み足

ライバル意識を燃やしつつも、見事銀行強盗を捕まえた2020、2021のポムポムコンビとミスター・ブー。だが、ポムポムの2人は最近ブーの様子がおかしいことに気が付いた。どうやら愛妻に男がいるらしい。そして妻は愛人と一緒に日本へ逃避行。ブーとポムポムの片割れベートーベンは後を追って日本へ向かう。

智勇三寳 Mr. Boo Meets Pom Pom 1985年

感想

実はこれはゴールデンハーベストではなく、德寶電影有限公司という会社のもので、「英語タイトルにもMr.BOOが入る。日本でマイケル・ホイに「Mr.BOO!」として妙な人気があることを香港側も認識していたわけです。PomPom(ポムポム)とい、リチャード・ンのシリーズがあって、これとマイケル・ホイのコラボだったというわけ。

監督はなんと午馬(ウー・マ)。製作はサモハンキンポー。

まんご、まんご、と言っていたが、文哥だね。

マメ男で港女の尻にしかれっぱなしの香港男子の夢は大男人。亭主関白である。
だから、マイケルが「俺は家で女房の尻に敷かれていない」と言いたいがためにDV男のふりをするのだ。

マイケルのつな渡りシーンは「悪漢探偵」のサミュエルのつな渡りを意識してるのかなと笑った。

そんなに日本は関係ない。残念ながら動画配信はほとんどない。

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新Mr.BOO! お熱いのがお好き

偶然ギャングの密輸現場を目撃したギタリストのファットは、女装して女ばかりのバンドに潜り込みツアーに加わるのだが…。

歡樂叮當 Happy Din-Dong 1987年

感想

製作はゴールデンハーベスト。

監督脚本主演はマイケル。

オープニングが香港島!HSBCの建物だけはある。けれど平坦な香港。
この時代の香港に行ってみたかったなあ。

ワニ王の池の部分で見覚えがあると思った。ラストのワニ王の「誰にでも秘密はある」とか。王晶映画でパクられているのだろうか。それとも日本で地上波で放送したことがあるのだろうか。

今回ホイ兄弟で出演しているのは間男役のリッキーだけだ。

今回は珍しくラブコメだ。
しかし、いわゆる男目線のラブコメでディンディンにしても、マネージャーにしても描き方は男からの一方的なものだ。80年代とはそういうものだったといえばそうなのかもしれない。

ディンディン役に見覚えがあると思ったが、チェリー・チェンだったか。キュートであった。

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新Mr.Boo!香港チョココップ

チョコレート刑事=マイケル・ホイが、幼児誘拐事件にのりだした!

神探朱古力 Inspector Chocolate 1986年

感想

監督はフィリップ・チャン。脚本はマイケルとフィリップ・チャン。リッキーは出てます。

監督は変わるけれど、ゴールデンハーベストの映画です。

今回のマイケルは本当に「チョコ」さん。朱古力さんです。香港と台湾では朱古力=チョコレートだもん。

やっぱり、マイケルは笑える。
リッキーは歳をとらない。若い頃から老けてたから、かわらない。

キュウキュウ役はアニタ・ムイ。とんでもない美人ではないと言うところが今回のキュウキュウのキモかな。

マイケルがしょっちゅう食べているのはマーブルチョコに見える。m&m’sのパクリなのだけど、あの筒に入ったのがマーブルチョコっぽい。色も。しかし、香港にも同様のパッケージのものがあるのかも。どちらが古いかは別にして。

連続して一気に見ると、初期の勢いがどんどんなくなっていっているのがわかる。マイケルから毒が消えて、どんどん愛情深いおっさんになっていく。良い年の取り方、良い人生を送ったのだろう。

クリエイターとしては落ちて行く。それでも人生は良いものだろう。
ありがとう、マイケル・ホイ。

ホンコン・フライド・ムービー

昔気質の鴨料理店の主人・ホイは、妻に支えられながらなんとか店を切り盛りしていた。そんなある日、店の目の前にファーストフード店がオープンして…。

鶏同鴨講 Chicken and Duck Talks 1988年

感想

今回の監督はクリフトン・コー(高志森)。レイモンド・ウォンの春節映画を撮影していた人でしょうか。

脚本にクリフトン・コーとマイケル・ホイ。プロデューサーはロニー・ユー。

実は製作会社にゴールデンハーベストが入っていないようで、そのせいかリッキーのみならず、久しぶりにサミュエルもカメオで出てくる。

見たことあった。
ナマズ(リッキー)とホイが着ぐるみをきて飛ぶシーン、そして放火のシーンに見覚えがあった。

いつ見たのだろう。テレビでしょうか。
マイケル・ホイとホイ兄弟に注目して見始めたのはごく最近なのだが、どこかで見ている。汚らしい店のオープニングにも記憶があった。ゴキブリのシーンとかね。

さて、何はともあれ。

相変わらず、不幸そうで、いるだけで笑いが取れるリッキーであった。
マイケルの怒り芸に今回は女装まで・・・。結構、この二人は女装してたのね。
サムは女装しなかったのだろうか。と変なところを思う。

残念ながら、動画配信はあまりないようで。

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ミスター・ココナッツ

ベトナムとの国境近くの島に住むナムは、妹のアーピンを訪ね香港にやって来る。ところが、田舎者で文化・習慣の違うナムは失態ばかりで…。

Mr. Coconut 合家歡  1989年

感想

監督はクリフトン・コー(高志森)。脚本は、クリフトン・コー、マイケル、そしてレイモンド・ウォン。

そうです、満を辞して、でしょうか。香港映画のもう一人の才子ことレイモンド・ウォン(黄百鳴)が出てきます。そうすると、レイモンドのやりたい放題になり始める。この辺りではっきりと世代交代があったんだなって思いますね。

サミュエルはいないが、リッキーはいる。

野生人がマイケル・ホイ。妹の夫がレイモンド・ウォン。

野生人の妹の夫の妹というのがジョイ・ウォンで、連れてきた金持ちの男がサイモン・ヤム。ラストの新しい恋人がレオン・カーフェイ。

香港映画の家って実際の家と比べるとかなり大きいことが少なくない。お前、ただの刑事だろ?というようなこととか。本作のウォン家は狭くて、そこに何人も住んでいて本当にリアル。

今の香港では「本土の人」というよりは「内地の人」という言い方をする。中国本土の人のこと。現代では本当に大陸人を嫌っているというより、見下しているのだけど、それは昔からだね。

今回リッキーはうさん臭いセールスマンのライムで、野生人が生きていると知って元に戻るとか、「恋はマジック」のおばあさんと同じです。

長女がこまっしゃくれていて、嘘つきでひどい子であった。そこも、「純真な子供」「子供らしい子供」ではなくてリアル。

でも、パンの電話の子機とか魚の電話の子機とかやりすぎでしょう。あのシーンとか笑ったわ。

死者の魂が戻ってくる、という晩にホラーを見てはいけないね。

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フロント・ページ

経営難に直面しているタブロイド雑誌のオーナー兼編集長・ホイは、なんとか売り上げを伸ばそうとスクープをでっち上げることにするのだが…。

原題 新半斤八兩 Front Page 1990年

感想

Mr.BOO!のリメイク。セルフリメイクというかセルフパロディを始めるのが香港です。ゴールデンハーベストではない。

監督はフィリップ・チャン。「チョココップ」で監督だった人ですね。脚本はフィリップ・チャンとマイケル。音楽は久しぶりにサミュエルです。

ところが、不発。

「Mr.BOO!」のキレがないのが残念だった。それは監督がマイケル本人ではないからだろうか。

うわああああああ。
サミュエルがなんかきもい。パーツパーツは相変わらずサミュエルなのだけど、妙に日焼けしたところとか、痛いおじさんになっている。髪もパンチパーマ風だし。「恋はマジック」でもこんなに変じゃなかったと思うのに。髪か。そうか、髪か。70年代、80年代のサミュエルなら良いのだけど、やはり90年代になるとこういう役はおじさんすぎる。今でもニコラス・ツェーに青年(になりたて)の役をふる香港だが、実年齢に応じた役をこなせなければ、見る側がきついだけだよなあ、と思う。

リッキーのおばあさん役は板についていて笑える。
マイケルの知的障害者役も上手いのだが、ネタ的に微妙。

広告主(の使い)役で出てくるのがテレサ・モウ。

オープニングの歌詞は絶好調だったけど。「97年までには時間がある。外国に行く?そんな金なんかねーし」

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Mr.BOO!花嫁の父

快適な印税生活を送る有名小説家のフェイ。13年もの間スランプに陥り、新作のアイデアが湧いてこない。もうひとつの心配事が娘ソフィ。彼女が想いを寄せる相手は、有名なプレイボーイのフランキーだった。フェイは娘をプレイボーイに取られまいとある作戦を企てるのだが…。

煎釀三寶 Three of a Kind 2004年

感想

監督は、ジョー・マ(馬偉豪)。

マイケルは主演ではあるけれど、脚本にも出てこない。

マイケル・ホイ、老けた・・・。プロデューサー巻きだし。今回はカンフー小説の大家らしいがモデルは金庸だろうか。
仕方がない。娘役はミリアム・ヨンだもの。もうミリアムの時代だよ。ヒロインがテレサ・モウじゃないのよ。娘の恋人にラウ・チンワン。

できれば、執事はリッチーが良かったなあ。

ラストの「大英雄は誰なのか」という歌だけど、「大英雄」の曲でなくて?ということで、やはり「カンフー小説の大家」というのは、武侠小説家で金庸と踏むべきかな。金庸は意図してここまでと武侠小説は打ち止めにしているのだけど、当時の香港の多くの人から見ると、売れるのにどうして書かないのだろうか、スランプだろうか、という目で見られていたのかしらね。

ミリアムの履いているぶかぶかのパンツ、私も履いてたわー。
私が香港並みにセンスが悪いということで。

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マイケル・ホイ.ミリアム・ヨン.ラウ・チンワン
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いくつか配信されてることも。

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