レスリー・チャン in 「もういちど逢いたくて ~星月童話~」

スポンサーリンク

もういちど逢いたくて 星月童話」のメイキング。

アクション監督のドニー・イェンの35歳の誕生日を祝うレスリー。今では大御所なんだか面白キャラなんだかよくわからない筋肉キャラのドニーさんだが、どうみてもガキ。「レスリーにバースデーソングを歌って貰ったよぉ」と興奮気味だったのが笑える。

そうなんだよ。「星月童話」はタイトルにそぐわず、アクションシーンが香港らしく過激なのだ。ドニーさんなのに、撃つ撃つ撃つ、落下する。

映画館のシーンで実際に使われたのは「アルマゲドン」と「ムーラン」のポスターの前だったが、レスリーが「美少年の恋」(!!!!!)のポスターの前に立ち、文字を腕で隠すシーンがあった。

・・・レスリー・・・。そのポスターは使うべきじゃない。

インタビューシーンの覇気がない、というか小さくなっているレスリーと比べると、撮影シーンのレスリーのみなぎった感じの落差。エネルギーを全て振り絞って撮影に臨んだのか、もしくは調子が悪いときのインタビューはきついだろう、と思ってしまう。

レスリーのキャスティングは常盤貴子本人らしい。自分の映画を作るために人脈と資金の欲しかったレスリーが飛びついた、という感じがレスリーのインタビューから伺えた。今思えば90年代の香港映画のクオリティは凄い。90年代後半は厳しかった模様で、合作しなければ作れない。「アンナ・マデリーナ」も日本の金がかなり入っていた。00年代は台湾・中国の資本が入ることが多くなり、10年代はもはや中国主導だ。

「最近の映画で良かったと思えるものはなかった」と正直に言ってしまうのがレスリー・チャンという人らしい。そこは何かタイトルを言わなくちゃ。自分の出演作で良いんだから。99年公開の「星月童話」のカチンコに書かれたのは「98年7月28日」だった。98年公開作品は「アンナ・マデリーナ」と「歌って恋して」。後者は仕方がないとしても、「アンナ・マデリーナ」の金城武は、くらいリップサービスすると思うのだが。99年のインタビューなら「追憶の上海」か「流星」が挙げられただろうに。まだかかっていないとしても「ぼくがプロデュースにも関わった流星は・・・」とか。

何度もああいうインタビューを受けてきたのだから、それくらい言えるだろう。それすら言えないほど、レスリーは自分の演技にも不満を持っていたのだろう。

それに比べて、映画を撮りたいんだ、というときの生き生きとした様子。「ミュージカルは」と聞かれて「するなら、チャイニーズ・ゴースト・ストーリーだね。構想だけで脚本も何もないんだけど」というときの方が、映画について聞かれたときよりもまだ反応がいい。

全て潰れたのが気の毒だ。

それと、どうして相手役だった常盤貴子に語らせないんだ?共演者から見たレスリー。憧れたレスリーと実物のレスリーとか喋らせろよ。

あれ!特典のMVの「My God」ってレスリーがどうみてもバカボンのパパなんだが、ロケ地の雰囲気が台北。台北のどこかと言われても、中正紀念堂の門っぽいものが写ったり。空間の感じが台北。よく見たら(本当に歌詞を見たらわかった)北京語だった。

(もちろん、レンタルですわよ、奥さん)

タイトルとURLをコピーしました