西遊記2 妖怪の逆襲

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妖怪ハンターの三蔵法師(クリス・ウー)は、病を患いながらも孫悟空(ケニー・リン)、猪八戒(ヤン・イーウェイ)、沙悟浄(メンケ・バータル)たちと天竺に向かって貧乏旅を続けていた。山の中で見つけた一軒の豪邸に水を貰おうと立寄ると、そこは美女の女主人と女中たちが住んでいて、三蔵法師一行を歓待する。だが、その美女たちこそ人間を喰らう蜘蛛女たちだった。孫悟空の活躍で蜘蛛の妖怪たちを殲滅するものの、その荒っぽいやり方に三蔵法師は孫悟空を怒鳴り散らす。あまりにも理不尽な三蔵法師から逃げるために、孫悟空は彼を始末しようと企むが、如来神掌なる技を持ってると言う三蔵法師に結局は歯向かうことができなかった。そんな中、一行は比丘国に到着し、九宮真人(ヤオ・チェン)に迎えられたが、ここの国王は子供のように心のままに動くとんでもない国王だった。国王の機嫌を損ねた三蔵法師は孫悟空の力を借りるが、むしろ悪化させてしまい、窮地に陥ってしまう・・・・

原題:西遊2 伏妖篇 2017年

感想

はじまりのはじまり」の続編。しかしながら、今回、チャウ・シンチーは製作と脚本に回り、監督はツイ・ハーク。

キャストも総入れ替えで、(ゲストの)スー・チー以外まるっと入れ替わり、孫悟空も黄渤からツイ・ハークのお気に入り(ただし成功しているかは不明)の林更新に。

ケニーさん、今回は悟空なのでかなりの部分が特殊メイク。目が大きくてぎらっとしているのはメイクなんだろうけれども、なんとなく目鼻立ちが小栗旬である。素顔がにてると思ったことはないのだが。「少三爺的剣」もまあまあだし。この人のベストは結局なんだかんだいって「ジャクギ」かあ・・・である。十四皇子はかわいかったよ、確かに。しかし、あれから何年なんだよ。

いやねえ、最近悟空をやったのが、ドニー・イェン、アーロン・クォック、エディ・ポンなので大変「きつい」。それはわかるんですがね、顔すらCG加工されているのは笑った。そして演技が荒い。「御せない悟空」なのでそれはそれで仕方がない。

今回の三蔵法師はクリス・ウー、と言われて誰かわからない。呉亦凡と言われれば「ああ、これが」である。元EXOでルハンと、とようやく結びついた。声優のせいかなんなのか、ものすごく演技が乱暴で、前回のへなちょこ三蔵法師の文章のほうがはるかに上なので大変残念。

一人だけ残っているスー・チーだが、「思い出の人」としてちらちら出てくるだけなので、ゲスト出演というのが正しい。

しかし、前作が「これでスタートするのね、この世界はこれまでの西遊記ものとずれるわね」と思ったんだけども。こちらはというとツイ・ハークという「枠」でこうなってしまったのか、と思ってしまう。

これで「ヒット」になってしまうんだから、中国という、人口ボーナスはすごいと思う。バブルなのかお金も集まりやすいし。それで良い物ができればいいのに、(それなりの)中堅が揃ってこのクオリティになってしまう。音楽も「聞いたよね」であって、そりゃ観客がそれを求めるんだから、と言われればそうなのだけれども、

あーあ、最近のツイ・ハークは「3D」というおもちゃを得てご機嫌なんだろうけれど。そっちではない方向に走っておくれよ。と思う。過去の傑作も、レイモンド・ウォンあってだったのかしら。なんて言いたくもなる。春節映画なんてこんなもんだろう?と言われても悲しい。

ベストのシーンが、前作のスーチーダンスシーンに大Sっぽい女子(実は白骨夫人)のダンスシーンが重なるところ、もしくはラストのラスト、ツイ・ハークとシンチーが映画館のスタッフをやっているというのはほんとうにいかがなものかと思う。

最近の中国映画の打率の低さ!本当にさあ、中国ドラマはヒットするのになんで映画はこんなにひどいの!?

西遊記2~妖怪の逆襲~(字幕版)

西遊記2~妖怪の逆襲~(字幕版)

クリス・ウー, ケニー・リン, ヤン・イーウェイ, メンケ・バータル, ヤオ・チェン, リン・ユン, スー・チー
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