白髪魔女伝2

公開日時 作成者 satoko

原題:白髮魔女2 The Bride With White Hair 2
監督:デヴィッド・ウー(胡大為)
出演:ブリジット・リン(林青霞) レスリー・チャン(張國榮) クリスティン・チョン(鍾麗緹)
1993年 香港

あらすじ

卓一航は白髪魔女になった練虹裳を救うために雪山で花を守る。

残された武当派には一人の男・チョンキしか残っていない。男は別の派に属する女ユーカムと結婚する。男は一航は本当に裏切り者なのかいぶかしんでいた。婚礼の晩、白髪魔女が現れた。魔女が狙うのは武当派。チョンキをかばおうとした花嫁がさらわれた。

白髪魔女は教団を作っていた。白髪魔女は両親に捨てられて狼たちと一緒に育ち、姫無双に育てられた。唯一愛した一航は自分を刺した。父にも養父にも、恋人にも裏切られた。男など、皆殺しにしてやる。魔女のそばには明を裏切った呉三桂と別れて投身自殺を図ったところで魔女に救われた。

チョンキは幼馴染のユイイに救われた。八派は各派の若者たちに命じて魔女討伐を行おうとする。まずはユーカム奪還作戦を立てる。しかし、ユーカムは魔女によって男嫌いになる術をかけられていた。魔女たちはかつて自分たちをひどい目にあわせた男たちを一人ずつ誘拐しては殺していった。

侵入した魔女の宮殿でユーカムは洗脳されていることがわかった。仲間の一部が死んでしまう。ユイイも髪の毒にあたってしまう。一度撤退するのだが、魔女の手下に襲われる。チョンキは死にかけたところでユイイに救われるがユイイは死んでしまう。

チョウキとロハンは魔女を止めるために千雪峰の一航を訪ねようとするが吹雪で一航には会えない。諦めて二人で魔女と戦うつもりだ。しかし、一航はその様子を見ていた。二人は相討ち覚悟で魔女のところに乗り込む。ロハンは倒れた。チョウキはユーカムを気絶させて連れ出そうとするのだが、魔女に捕まってしまう。ユーカムが術でチョウキを刺そうとしたとき、チョウキとロハンの仕掛けた
爆弾が炸裂する。魔女は怒り二人をそのまま殺そうとする。

そこに現れたのが卓一航だった。魔女は髪の毛で一航を刺すが、一航は守ってきた花を差し出すが火に萌えてしまう。魔女は側近の女に刺された。瀕死の一航の思いは瀕死の魔女に通じる。
「私、歳をとった?」
「どんな姿でも気にしない」
「あなたを信じていたかった」
「許してくれ」
二人は焼け落ちる宮殿の中にいた。魔女の髪は黒くなった。

レビュー

白い服を着た男(ロハン)がエディ・ポン似と思ったがさすがにこんな時代の作品に出ているわけはない。
結局93年当時のアイドル映画だったのだろうか。見覚えがあるのがクリスティン・チョン一人なのが残念だ。この後に訪れた香港の映画不況を耐えきれなかったのか。香港映画の一つのピークにデビューしてしまうと後が続かない。

オープニングタイトルでスタートがブリジット・リンでラストがレスリーなのはいいが、レスリーは字が大きすぎる・・・。
まあ、いいのか。アイドル達から全てをかっさらっていくレスリー・チャン、御年37歳とブリジット・リン御年39歳。

あれ、一航がヤハンではなく、イーハンになっている。字幕が。広東語の音なんだけど。北京語になってるじゃん、いきなり。

そうめんみたいなものを食べていた男が白髪に襲われるとか笑える。

白髪魔女は男嫌いである。ミサンドリーに辟易してしまった「キッズ・オールライト」と異なり、前作「白髪魔女伝」でその原因はきちんと語られているので、本作そのものがミサンドリー作品とは言えない。女戦士ものがミソジニーに陥りがちなのだが、本作においては女が男を襲う理由もきちんと描かれていて、ミソジニーに陥るわけでもない。家畜並みの扱いを受けた上に娼婦に売られた、など。

問題は、ブリジットが男装しない東方不敗になっていることだろうか。

エンディングソングはレスリー作曲で歌っているのはフェイ・ウォンらしい。