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ヘルタースケルター

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芸能界の頂点に君臨するトップスターりりこ。彼女には秘密があった。それは、「目ん玉と爪と髪と耳とアソコ」以外は全部つくりもの―、全身整形だということ。手術の後遺症がりりこの身体を蝕み始める。恋人の御曹司は別の女と婚約し、生まれながらに美しい後輩モデルも登場。美の崩壊と、頂点から転落する恐怖に追い詰められ、現実と悪夢の狭間をさまようりりこ。それは世の中を騒然とさせる事件へと繋がっていく・・・。

2012年

感想

監督は蜷川実花。

「沢尻エリカ」という女優は、「別に」以来色物女優だったのに、2018年現在ではきっちりと一線に戻っている。恐ろしい女優だ。

2012年に女優復帰したのが本作。リカちゃんみたいな、沢尻エリカが全身整形の「リリコ」を演じるのだけど、記者会見も「別に」の後の会見を連想させるし、全て飲み込んでしまう、恐ろしさがあった。ただ、豊麗線は消そう。その年齢でその豊麗線だと「全身整形」には見えない。あと、歯。歯が「生身」という感じ。

冒頭直後にある窪塚洋介とのラブシーンが、もろにAVで、多分全然気持ちよくも楽しくもないやつでおえっときたのだが、全編見ればいくつか印象が変わる。

全てが「記号」なのだ。

リリコという記号、美貌という記号。あのAVもどきは窪塚洋介の演じたおぼっちゃまくんが相手を人間扱いしてないという記号であり、リリコも相手を人間扱いしてないという記号だといえば納得。

90年代に女子高生だった人間にとっては、90年代の女子高生ブームの頃の格好をさせられた少女たちがまさに「記号」でしかなかったのも良くわかる。

ただただ、沢尻エリカが危うく、美しかった。

それに比べると、水原希子はファニーフェイスぶりが「モデル」だけど、あまり美しくはない。寺島しのぶはどこまでもダサく、よく演じたわって思う。もう一人、あの美少女だった鈴木杏がふっくらとしてやっぱりダサい。いやあ、桃井かおりは桃井かおりだったけれど、女優映画だったなあって思う。

ヘルタースケルター

ヘルタースケルター

沢尻エリカ, 大森南朋, 寺島しのぶ, 綾野剛, 水原希子, 新井浩文, 鈴木杏, 寺島進, 哀川翔, 窪塚洋介, 原田美枝子, 桃井かおり
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