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花ざかりの君たちへ~花様少年少女~

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芦屋瑞稀はアメリカ在住の女の子。あるとき偶然テレビで見てファンになった高跳びの選手・佐野泉への憧れが高じて、アメリカの学校から桜咲学園へ転入する。ところが桜咲学園は……なんと全寮制の男子校!瑞稀はそのロングヘアをばっさりと切って男の子に変身し桜咲学園にもぐりこんだのだった。しかもラッキーなことに、瑞稀は泉と同じクラスに転入でき、おまけにルームメイトにもなるのだが・・・。

原題:花様少年少女 2006年

感想

本編を見ればわかると思うのだが、黄色がきつい色使いになっている。まるで、コダックフィルムで撮影しましたか?という感じだ。黄色がきついので、アジア系は肌の色が真っ黄色になってしまう。明るい明るい台湾の太陽の下で、眩しいくらいの青春物語だから似合っているのだが。

これは日本で何か色味が変えられたのか、と思ったがそんなことはない。台湾滞在中に中古ショップで買って見て(売った)ものも黄色かった。

感情移入のしにくい瑞稀

マンガは未読。私にとっては本作がごくごく幼い頃に流行った「キョンシー」以来、初めての台湾ドラマだ。(初の映画は記憶する限りは「言えない秘密」。)

ドラマも先行して作成されたこの台湾版よりも、堀北小栗版(以下日本版)を先に見た。(中津役の生田斗真は本当に良かった)

日本版では、アメリカで瑞稀が襲われたところを泉に助けられたけど、泉は怪我をしてしまい、飛ばなくなった。瑞稀はその泉をなんとかして飛ばせようと日本へ、という訳で、瑞稀に感情移入がしやすかった。

台湾版は瑞稀はあこがれのジャンパーの泉に会いたくて帰国し、男子校に入り込んでしまう。ストーカーじゃん。おでぶちゃんがジャンパーに恋してダイエットに成功しただけだし。いわゆる、「事実じゃなかったら、飛躍しすぎ」というやつだ。これは原作通りなのだろうが、瑞稀に感情移入がしにくく、導入は日本版の方が上だ。

そうなると、心の強張った泉が瑞稀によって立ち直り、というのも日本版の方がわかりやすく、台湾版では泉が比較的早くから瑞稀に惚れている。恋をすると視野がきゅっと狭まってしまうのはわかるんだけど、台湾版も日本版も瑞稀は視野が狭すぎる。良い子は良い子だけど、何も考えなくて、「善意」を押し付けるタイプに見えちゃう。泉はそれにほだされちゃうの??それで、いいのだろうか。

これ、ストーカーを肯定していないだろうか。

人のいい泉

でも、台湾版のようにさっさと泉に瑞稀が女だと気づかせるのは悪くはない。日本版も台湾版も泉が瑞稀に惚れ込むのはいまいちわからないのだが、台湾版の「瑞稀を守る男」というのは良かった。間の抜けた瑞稀とはらはらして見守る泉のコンビが好きだった。そして、「相手に気づかれないように」するすれ違いの面白さ。だが、台湾版の泉は日本版のとっつきにくい男ではないので、台湾版では「佐野、お前、瑞稀が来てから変わったよなー」の台詞が生きない。個人的には小栗旬の演じた冷たい泉よりも、ウーズンの人のいい泉の方が好みだが。ウーズンの美しさは本作がマックスだったように思う。ほほが少しふっくらしていてかわいい。

中津がなあ

中津はジロー・ワンよりも生田斗真の方がはるかに面白くて、日本版のように中津に瑞稀が女だと気づかせた方が無理がなくなる(あれだけ抱きついてみたりすればわかるのでは?)。やっぱりジローは演技が下手だ。

その他

南先輩は日本版よりもかなりエキセントリックな人で、妖しいタン・ユージャの方が好きだ。中央千里は日本のように「自称美少年」と割り切った方が良くて、台湾版の「一番かわいい」はちょっとない。萱島は台湾版の不気味君の方がいい。台湾版で「結構いい人」の神楽坂を演じるのはイーサン・ルァン。イーサン・ルァンとウーズンでスポ根もののシーズン2も良いと思うのだが。

日本版は「(軽い)イケメンをそろえました」的で、それはそれで良かったが、台湾版のまじめさの方が好みだったのに最終回で脱力してしまった。放送室でのやりとりまでは見事だったんだけど。その先が。続編を作る予定で終わっているのだ。2を作る予定だったようだが、実際には作られていない。時はたちすぎて、エラはセクシー路線に走りついに人妻になった。ウーズンも王子様からは卒業したいし、「泉を演じるようなそんな年ではないだろう?」と言いそうだ。私の妄想は続く。伏線で回収できてないのは、泉の家族の話。そしてハイジャンそのもの。おお。やはり、スポ根でもいけるではないか。やはり、イーサン・ルァンとウーズンで。いや、ウーズンは演じそうにない。

原秋葉の元妻役で「薔薇のために」で姉の芙蓉を演じたルー・ミンジュンが出ている。

なお、DVDに中国語字幕があります。

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コメント

  1. […] ニウ・チェンザーの絵は「花様少年少女」も「モンガに散る」もかなり絵の色がきついイメージがある。コダックフィルムを思わせるような、黄色は強い。だが、「花様少年少女」とは違い、今回は冬のロケだからか、色味がナチュラルだ。 […]

  2. […] 面白いのはそりゃそうだ。もろに「花ざかりの君たちへ」だもの。同じ部屋に住む代わりに、同じ建物で住む。ああ、一時期同じ部屋で住んだこともあった。 […]

  3. […] 「花様少年少女」でも思ったのだが、ニウ・チェンザーの色の使い方は独特で、結構きつい、と言っても良いくらいだ。やっぱり黄色が好きなのだろうか。クラブでのダンンスシーンも女の子(おそらく、リーン・ユウ)の黄色いシャツ(ブラウス?)が目立っていた。花様も少しテンポが悪いと思ったが、本作も。ちょっと長すぎる。 […]

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